「春のワルツ」のハン・ヒョジュ最新作を引っさげ来日 得意の日本語で大アピール
雑踏の中で“ミョンウン”という行方不明の女性と間違えられて2人の青年に声を掛けられた若い女性。人違いだと否定するも、青年たちに頼まれるままに、彼女はこのミョンウンの父親の臨終に立ち会うことになるのだが…。『チャーミング・ガール』が絶賛を浴びた韓国の新鋭、イ・ユンギ監督が、日本の人気作家・平安寿子の同名短編小説を映画化した『アドリブ・ナイト』が2月9日(土)より公開される。TVドラマ「春のワルツ」のヒロインとして注目を浴び、本作の主演を務めたハン・ヒョジュが来日し、1月17日(木)に開催された本作の試写会で舞台挨拶に登壇した。
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ヒョジュは「はじめまして、ハン・ヒョジュです。よろしくお願いします」と挨拶。客席からは大きな拍手がわき起こった。今回が7度目の来日ということだが「ジャンルを問わず日本の映画と音楽が大好きなんですが、日本は多様な魅力にあふれている国だと思います。これまで、東京のほかに札幌と小樽に行きましたが、来るたびに新たな魅力を発見しています」と語るヒョジュ。また日本人についても「みなさん本当に優しいです。ひとつひとつ小さなことにでも気を配ってくださりますし、そうした部分をぜひ私も見習いたいな、と思います」と笑顔で語ってくれた。
本作のお気に入りのシーンを尋ねてみると「全部好きですけど(笑)」とまたも日本語で返し、「この映画にはたくさんの俳優さんが出ていますが、彼らが一堂に会して話す、リビングでのシーンがあります。これからどうする、といったことをみんなが話し合うのですが、このシーンのセリフはひとつたりとも聞き漏らさず、会話を楽しんで観ていただきたいです。面白いセリフが多く、それぞれのキャラクターが色濃く出ていると思います」と語った。
それからもうひとつ、ラストに近いシーンを挙げ「私が自分の心情を打ち明け、涙を見せるシーンがありますが、複雑な感情が出ているシーンですのでその点をみなさんにぜひ観ていただきたいです」と語ってくれた。
本作で演じた女性をどのように作り上げていったのか、ヒョジュはこう語る。「まず監督からいろんなDVDが送られてきたんです。その中には日本の映画がたくさんあったんですが、それを観ていろんな感情や情緒を感じて、役になりきるようにしました。さらに具体的なアプローチとして日記を書いてみたり、キャラクターについて書き出してみたり。さらに自分でカメラを設置して演技をしてそれを自分でチェックする、ということをしました」。本作に限らず、映画に出演する際には常に厭うことなくこうした努力に励むというヒョジュ。そのプロ意識の高さには驚かされる。最後にヒョジュは日本のファンに向けて「少し時期が遅くなってしまいましたが、あけましておめでとうございます。みなさんが健康で、幸せでいること。そしてこの1年が愛にあふれた1年であることをお祈りしています」とメッセージを贈ってくれた。
『アドリブ・ナイト』は2月9日(土)よりアミューズCQNほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》
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