「Lの恥ずかしい部分ばっかりだと思う」それでも“Lをやりきった”松山ケンイチ
「このノートに名前を書かれた人間は死ぬ」──死神のノートをめぐるキラとLの攻防を描いた『デスノート』、『デスノート the Last name』。この2作で主人公・夜神月(ライト)=キラと命を賭けた頭脳戦を繰り広げた“L”のスピンオフ作品『L change the WorLd』が2月9日(土)より公開される。キラ事件を終わらせるために自らデスノートに名前を書いたLの最期の23日間を描いた本作で、前2作に続いてLを演じた松山ケンイチに話を聞いた。
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「『デスノート』ではライト対L、つまり正義対正義だったのが、今回はどちらかというと、“L”がヒーローというか、L対社会だったような気がするんです」。松山さんは、前作との違いをこう分析する。
「希望と絶望ってありますよね。人というのは、まず絶望から始まると思ったんです。その絶望があって、そして希望があるから生きられる。その絶望がないとか、希望がないとかいうのは、何も見てないんじゃないかと思うんです。それこそが、僕にとって“L”だった。だから強かったんだと思います。ライトは世の中に絶望して、(“デスノート”に)希望を持ったからこそ、あんなに生き急いだというか、すぐにでも世界を変えたかった。だけどLが、それを止めた。でもLは、その世の中をどうにかしようとは考えていなかったと思うんです。そこがLとライトの違いじゃないでしょうか? だから今回の作品で、ライトと同じくらいとまでは言わないけど、Lに、何か絶望なり希望なりを持たせたかったんです。そうやって社会に関わって、社会をちゃんと見ることが、自分自身を救うことなんじゃないかと。そういう思いをLに持たせたくて、監督とも話して脚本にはなかったセリフを言わせたりしました」。
そうしたLの変化は、やはりライトとの戦いを経たからこそのものなのだろうか?
「そうですね。ライトに会ってというより、夜神総一郎(ライトの父)なり、警察の人たちと触れ合って、怒られて、前編と後編含めて、やっぱりL自身思うところがあったと思うんです。そんな中で、だんだんと自分自身を疑問に思って、そして“デスノート”に自分の名前を書いて残りの自分の人生を23日と限定してしまい、ワタリが死んで…という積み重ねで変わっていったんじゃないでしょうか? 今回も子供たち、BOY(福田響志)や真希(福田麻由子)と関わることによってもやっぱり変わっていきますし」。
しかし、そんな変化を松山さんは「恥ずかしい」と笑う。
「自分自身で、Lをやりきれたという気持ちもありますけども、この作品を観て“Lの恥ずかしい部分ばっかりだな”と思ったんです(笑)。いろんな人に翻弄されちゃって、外に出ちゃって。きっとL自身は見せたくない部分だったと思うんです。でも、これは23日間だからあり得る話。23日間じゃなかったら、“デスノート”に名前を書いていなかったら、たぶん、こういうことは何も起こってない。“死”という現実があるからこそ出来た、L自身が外に出ることができたと思うんです」。
とはいえ、演技の面でキャラクターを変えたわけではない。
「もちろん新しく見せなければならない部分、例えば自転車に乗ったり、走ったり、飛行機に飛び乗ったり、そういうところはあるんですけど、それ以外ではあまり変えたつもりはないんです。人は表現するときに言葉を使いますが、言葉の中に感情が入りますよね。前作でのLは、そこに全く感情を乗せてなかったんです。でも今回は、そこをもう少し普通にしたというか…言葉に感情を乗せて、少ないですけど顔にも表情を出して。“デスノート”の事件を経てからのLを表現したかった。今回の作品だけ観たら説明にならない部分もあるかもしれません。『デスノート』を先に観てもらいたいです」。
「“L”として、何か答えを出したかったし、いま僕が思う気持ちで“L”をやって、全部使い切った」と言う松山さん。この“L”シリーズだけではなく、さまざまなジャンルで活躍し続ける彼の、“Lとしてのケジメ”を見届けてほしい。
《photo:Yoshio Kumagai》
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