【ベルリン国際映画祭】熊坂出、デビュー作で日本人初の最優秀新人作品賞受賞!
矢口史靖(『ウォーターボーイズ』)や李相日(『フラガール』)など、日本の映画界を背負って立つ映画監督の数々を世に輩出してきた、ぴあフィルムフェスティバル(PFF)。その2005年度でトリプル受賞を果たし、PFFの映画製作援助システム、PFFスカラシップ作品の第17作目に選出された熊坂出(くまさか・いづる)の長編デビュー作『パーク アンド ラブホテル』が、ベルリン国際映画祭で、最優秀新人作品賞を獲得した。
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りりィ演じる初老の女性が営むラブホテルを舞台に、ここへ迷い込んだ、都会の片隅に生きる女性たちが、互いの痛みを分かち合い再生していく姿を描いた『パーク アンド ラブホテル』。今回、本作が受賞した最優秀新人作品賞とは、2006年から始まったもので、コンペ、パノラマ、ジェネレーション、フォーラム部門の作品の中から最も優秀な新人監督の長編作品に贈られる賞。熊坂監督は、長編デビュー作にして、日本人初の受賞という快挙を成し遂げた。これを受けて熊坂監督は「この賞は、僕に何らかの可能性があると認めて下さった賞だと思います。ですから次は、もっと素晴らしい作品を作ってベルリンに帰ってきたいと思います。そして、天野プロデューサーはじめ、スタッフ、キャスト、友人たちに、心から感謝いたします。ありがとうございました」と喜びのコメント。日本での公開を前に、華々しい世界への門出を飾った。
『パーク アンド ラブホテル』はG.W.、ユーロスペースにて公開。
《シネマカフェ編集部》
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