アカデミー賞受賞後のメリットとデメリットとは?
さて、オスカーの興奮も落ち着いてきましたね…ですが、ショウビズ界最大のイベント、アカデミー賞の受賞者たちは未だに黄金のオスカー像を持っていることのメリット…経済的な面はもちろん、(あまりメジャーではなかった人にとっては)一夜にして得た地位と人気を堪能しているようですね。大多数のオスカー受賞者はラジオやテレビ、雑誌のインタビューに登場しています。
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さて、オスカーの興奮も落ち着いてきましたね…ですが、ショウビズ界最大のイベント、アカデミー賞の受賞者たちは未だに黄金のオスカー像を持っていることのメリット…経済的な面はもちろん、(あまりメジャーではなかった人にとっては)一夜にして得た地位と人気を堪能しているようですね。大多数のオスカー受賞者はラジオやテレビ、雑誌のインタビューに登場しています。
“受賞後”に最も注目を集めたのはおそらく、アイルランドの作曲家チーム、(私生活でもパートナーである)グレン・ハンサードとマルケタ・イルグロヴァでしょう。
アイルランド映画の『ONCE ダブリンの街角で』に起用された彼らの曲「Falling Slowly」は、音楽番組やラジオ番組でヘビーローテーションされています。実際のところ、耳にタコができるほどですよ! どんなに聞くまいとしても、どこかでかかっているんです。ですが、この曲は本当に神秘的で、耳に残ります。だからつい聞き入ってしまうのも分かります。この曲を聴いたあとは、しばらく頭から離れません。
実は興味深いことに、このアカデミー賞受賞曲は、ノミネート資格がないとして、当初外されそうになったんです。アカデミー協会は、おそらくこの曲が映画のために書かれたものではないことを気にしていたのでしょう。それでも、1月に無事ノミネートが決定し、アカデミー賞授賞式では3,200万人の視聴者の前でこの曲を披露しました。パフォーマンスの後ステージを下りた2人は、またすぐに、今度は初オスカーを手にするためにステージに上がってきました。なんだか不思議ですよね!
ですが、これがアカデミー・マジックなんです…たった一晩で、俳優だけでなくミュージシャンでさえも、キャリアと生活が一転してしまうんですから。
ところで、私の大好きな映画『JUNO/ジュノ』もオスカーを受賞しました。妊娠した10代の女の子のシンプルで、ピュアなストーリーをとても気に入ったんです。劇場で公開されたら、ぜひとも観てください。
その『JUNO/ジュノ』の脚本を手がけた女性、ディアブロ・コディが見事脚本賞を受賞しましたが、彼女自身は決して“ピュア”とは言えません。以前、ストリッパーとして働いていたようで、オスカー受賞後、彼女のトップレスの写真がネットに流出しました。うーん、こうした問題も、突如としてスターになることにはつきもの。コディは来年、また別の回顧録(彼女の2番目の作品です)を発表するそうですから、注目しましょう。『JUNO/ジュノ』同様にカラフルでエキサイティングな作品になりそうですね。
ティーン・ムービーと言えば、もう一つ強烈な作品を観ました。出演はアントン・イェルチンです。彼はTVドラマ「HUFF 〜ドクターは中年症候群」で活躍している素晴らしい俳優です。
この映画はまさにティーン・ムービーの定番で、とてもリアルな問題──ドラッグ中毒──がテーマです。ヒース・レジャーの突然の死の直後ですから、特に響きますよね。
『JUNO/ジュノ』と、この『Charlie Bartlett』 (原題)を両方観ると、ティーンエイジャーたちの物事に対する視点や思考が分かって、とても興味深いです。
あなたも、この2作品をチェックして、ぜひ感想を教えてください!
© A.M.A.P.S.
“受賞後”に最も注目を集めたのはおそらく、アイルランドの作曲家チーム、(私生活でもパートナーである)グレン・ハンサードとマルケタ・イルグロヴァでしょう。
アイルランド映画の『ONCE ダブリンの街角で』に起用された彼らの曲「Falling Slowly」は、音楽番組やラジオ番組でヘビーローテーションされています。実際のところ、耳にタコができるほどですよ! どんなに聞くまいとしても、どこかでかかっているんです。ですが、この曲は本当に神秘的で、耳に残ります。だからつい聞き入ってしまうのも分かります。この曲を聴いたあとは、しばらく頭から離れません。
実は興味深いことに、このアカデミー賞受賞曲は、ノミネート資格がないとして、当初外されそうになったんです。アカデミー協会は、おそらくこの曲が映画のために書かれたものではないことを気にしていたのでしょう。それでも、1月に無事ノミネートが決定し、アカデミー賞授賞式では3,200万人の視聴者の前でこの曲を披露しました。パフォーマンスの後ステージを下りた2人は、またすぐに、今度は初オスカーを手にするためにステージに上がってきました。なんだか不思議ですよね!
ですが、これがアカデミー・マジックなんです…たった一晩で、俳優だけでなくミュージシャンでさえも、キャリアと生活が一転してしまうんですから。
ところで、私の大好きな映画『JUNO/ジュノ』もオスカーを受賞しました。妊娠した10代の女の子のシンプルで、ピュアなストーリーをとても気に入ったんです。劇場で公開されたら、ぜひとも観てください。
その『JUNO/ジュノ』の脚本を手がけた女性、ディアブロ・コディが見事脚本賞を受賞しましたが、彼女自身は決して“ピュア”とは言えません。以前、ストリッパーとして働いていたようで、オスカー受賞後、彼女のトップレスの写真がネットに流出しました。うーん、こうした問題も、突如としてスターになることにはつきもの。コディは来年、また別の回顧録(彼女の2番目の作品です)を発表するそうですから、注目しましょう。『JUNO/ジュノ』同様にカラフルでエキサイティングな作品になりそうですね。
ティーン・ムービーと言えば、もう一つ強烈な作品を観ました。出演はアントン・イェルチンです。彼はTVドラマ「HUFF 〜ドクターは中年症候群」で活躍している素晴らしい俳優です。
この映画はまさにティーン・ムービーの定番で、とてもリアルな問題──ドラッグ中毒──がテーマです。ヒース・レジャーの突然の死の直後ですから、特に響きますよね。
『JUNO/ジュノ』と、この『Charlie Bartlett』 (原題)を両方観ると、ティーンエイジャーたちの物事に対する視点や思考が分かって、とても興味深いです。
あなたも、この2作品をチェックして、ぜひ感想を教えてください!
© A.M.A.P.S.
《text:Lisle Wilkerson》
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