ベン・バーンズ『ナルニア国物語第3章』のカスピアン王子役に尾上菊之助を推薦？

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2008.3.18 Tue 21:09

『ナルニア国物語／第2章：カスピアン王子の角笛』ヒット祈願イベント　ベン・バーンズと尾上菊之助全 3 枚

運命に導かれた4人の兄妹の、衣装だんすの奥にある未知の王国での長い冒険の始まりを描いた『ナルニア国物語／第1章：ライオンと魔女』から3年。神秘の国を舞台にした一大叙事詩の第2章がいよいよ幕を開ける！　5月21日（水）に公開を迎える『ナルニア国物語／第2章：カスピアン王子の角笛』でタイトルロールに抜擢された英国の新星、ベン・バーンズが来日。3月18日（火）、本作の日本語吹き替え版でカスピアン王子の声を担当することが決まった尾上菊之助とともに、東京・赤坂の日枝神社を訪れ、本作のヒットを祈願する祈祷式、および出陣式に出席した。

ベンと菊之助さんは巫女に導かれて日枝神社の本殿に登場。神主によるお祓いを受け、神妙な面持ちで祈祷に耳を傾けた。その後、境内で行なわれた会見に現れたベンは祈祷式に出席した感想を求められ「儀式は美しくて、出席できて光栄でしたが、大きな太鼓の音や剣の舞などにはドキドキしました。映画がヒットしてくれることを願ってます」と語った。作品、そして自身の演技については「第1章はおとぎ話的な要素の多い作品でしたが、今回の第2章はアクションが多くなっています。僕自身は決して多くの映画に出演してきたわけではありませんが、長く舞台に関わってきましたので役作りなどの準備はその経験を基にしっかりと出来ました。ただ、このような大作になるとなかなか全体像をつかむのは難しかったです。ですので一つずつ、目の前のシーンに集中してこの役を演じきりました」と説明した。第3章への出演もすでに決定しているが「おそらく第3章は冒険のシーンが多くなってくるかと思います。撮影は来年になると思いますが、こちらもうまくいくことを祈ってます」と決意を語った。

今回、声優に初挑戦する菊之助さんは「このような素晴らしい作品に参加できて光栄です。原作ともども世界中で愛されている作品ですのでそのイメージを守りながら自分の個性を活かせればと思います」と挨拶。ベンは菊之助さんの印象を「礼儀正しい方で、先ほどの儀式では不慣れな僕を力強く導いてくれました。日本の伝統芸能で活躍する彼に、この作品に関わってもらえて本当に嬉しいです」と語った。

これには菊之助さんも嬉しそうな表情を見せ「日本にも数多くの“王子”がいますが、やっぱり彼こそが本当の王子ですね」とコメント。報道陣から、第3章には声だけでなく俳優として出る気はないか？　という質問が出たが、菊之助さんはこれに「ぜひ出たいですね（笑）。どんな役でもいいですから」とベンをチラリ。するとベンは「カスピアン王子役を譲るよ！」と出血大サービス。ベンはさらに「今回の来日では時間がないけれど、次に来るときは日本のカスピアン王子を舞台で観られるのを楽しみにしてます」とも語った。カスピアン王子の勇姿を生声で楽しむ？　それとも吹き替えで？　

『ナルニア国物語／第2章：カスピアン王子の角笛』は5月24日（土）より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》