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寅さんあんぱんも発売! 『男はつらいよ』公開40周年 柴又に寅さんが帰ってくる!

1968年8月の第1作から1995年までに48作が公開され、延べ8,000万人以上が劇場に足を運んだ『男はつらいよ』シリーズ。誕生から40周年を迎える今年、配給の松竹株式会社は「日本を明るくする」をテーマに40周年プロジェクトをスタートさせる。5月27日(火)、このプロジェクトの記者発表が行われ、ゲストとして本作の原作者であり、シリーズほぼ全ての作品の脚本、監督を務めた山田洋次と、寅さんの妹・さくらを演じた倍賞千恵子が登壇した。

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『男はつらいよ』誕生40周年プロジェクト記者発表。寅さんの写真をバックに立つ山田洋次監督と倍賞千恵子。
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1968年8月の第1作から1995年までに48作が公開され、延べ8,000万人以上が劇場に足を運んだ『男はつらいよ』シリーズ。誕生から40周年を迎える今年、配給の松竹株式会社は「日本を明るくする」をテーマに40周年プロジェクトをスタートさせる。5月27日(火)、このプロジェクトの記者発表が行われ、ゲストとして本作の原作者であり、シリーズほぼ全ての作品の脚本、監督を務めた山田洋次と、寅さんの妹・さくらを演じた倍賞千恵子が登壇した。

公開40周年に加えて、今年は寅さんを演じた故・渥美清の生誕80周年の年であり、渥美さんの十三回忌の年にもあたる。会見では、シリーズの特集上映にHDリマスター版DVDの発売や“風天(ふうてん)”という俳号を持っていた渥美さんの俳句集の出版、さらには、木村屋とのコラボレーションでの“寅さんあんぱん”の発売に、海外での作品上映まで様々なプロジェクトが発表された。

続いて、倍賞さんと山田監督を迎えての40年分の思い出話に。倍賞さんは「40年も経ったのかという思いです。初めて台本を読んだとき『私もこんな人たちと出会いたかったな』と思ったこと、撮影が楽しみで仕方がなかったことを思い出しました」と懐かしそうに語った。

山田監督は「今朝、40年前のことを思い出しました。最初はあまり歓迎されない作品で、松竹さんともいろんな問題があったんです。撮影中もムカムカしてたんですが、渥美さんがそんな僕の気持ちを見透かしたように、なぐさめたり、励ましてくれたものです」と語った。

思い出深いシーンについて話が及ぶと、倍賞さんと山田監督は、第1作の寅次郎とさくらの久々の再会シーンを挙げてくれた。「さくらが『お兄ちゃんなの?』と聞いて、寅さんが『そうよ!』と答えるんだけど、渥美さんに『そうよ!』の声のキーをありえないくらい高くしてもらった。あれでこの作品の芝居の柱が決まった」(山田監督)。「渥美さんに初めて『さくら!』って呼ばれてドキッとしたのをいまでも覚えています」(倍賞さん)。

そして、これから『男はつらいよ』を観る若い世代に向けて、監督は「若い人たちにおもしろいと感じてもらえたり、『あの頃の日本はこんな風だったのか』と考えてもらえたら嬉しいです」とコメント。倍賞さんも「物語だけでなく景色や建物、さくらが着けている前掛けもいまの時代とは違います。隣近所がいまよりもずっと近かった日本を見てほしいです」と呼びかけた。

40周年プロジェクトの詳細は下記公式サイトにて。

『男はつらいよ』誕生40周年プロジェクト
http://www.tora-san.jp/

《シネマカフェ編集部》

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