綾瀬はるか「私とは真逆の役柄」発言に矢口監督「ほとんど素で演じてもらいました!」
『ウォーターボーイズ』、『スウィングガールズ』の矢口史靖監督が贈る、安全で快適なフライトのために奮闘する“空のプロフェショナル”たちのドラマ『ハッピーフライト』。本作が11月15日(土)に公開初日を迎え、矢口監督に主演の田辺誠一、綾瀬はるか、時任三郎、寺島しのぶ、吹石一恵、田畑智子ら主要キャスト陣、さらにはキャビンアテンダント(CA)に扮した女優陣を加えて総勢19名による舞台挨拶が行われた。
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キャスト陣は劇中と同じ制服姿で登場。綾瀬さんはCAらしくキャリーバッグまでも手にして現れ、会場の歓声を浴びた。ちょっと抜けている新人CAを演じた綾瀬さんが「私とは真逆の役柄でしたが、一生懸命やりました!」と語ると、隣りに立つ“鬼チーフパーサー”山崎役の寺島さんは怪訝そうな表情を見せ、矢口監督は「ほとんど素で演じてましたよね」とバッサリ。寺島さんは綾瀬さんについて「現場で、珍しい生き物を見るような気持ちで観察してました(笑)」と語った。本作はANAの全面協力の下で製作されたが、綾瀬さんが「撮影の後、飛行機に乗った際にJ社のCAの方にも『(本作を)観たいです』と声をかけていただきました」と明かすと、矢口監督が慌てふためくような反応をして会場の笑いを誘った。
綾瀬さん扮する斉藤の先輩CA・田中を演じた吹石さんは「私も、これまでに演じたことのない、ちょっと性格のきつい役をいただきまして、監督に素顔を見透かされているかのような気持ちになりました。今日、久々にはるかちゃんに会ったら、すぐに斉藤さんと田中さんの関係に戻りました。やはり、私は田中さんっぽい人間なんだなと思います(笑)」としみじみ。綾瀬さんは「日々、いじめられてます!」と訴えたが、吹石さんは少し慌てつつ「スキンシップですよ」と語り、会場は笑いに包まれた。
グランドスタッフの木村に扮した田畑さんは「普段、空港を使って慣れているつもりでも、演じてみて新たな発見がたくさんあり、楽しい現場でした」とふり返った。劇中、乗客の荷物を取り戻すために走り回り、転んでしまうシーンがあるが「転んだときにトランシーバーが挟まって、あばらにひびが入ってしまいました。2日後にようやく気づいたんですが…」とまさに体を張っての撮影だったことを明かしてくれた。
副操縦士・鈴木役の田辺さんは「本日はご搭乗ありがとうございます。本日、無事離陸することが出来ましたが、これから上昇気流に乗ってヒットさせていきたいと思います」と笑顔で挨拶。威圧感バリバリの機長・原田を演じた時任さんは「威圧感のある芝居が得意なんです(笑)。今日も威圧感で押し通していこうかと思いましたが、みなさんの笑顔を見てそんな気が消え失せてしまいました」と満員の客席に頬を緩めた。田辺さんと時任さんは、撮影前にパイロットのための研修を受けたとのことだが、「仕事の多さに本当にびっくりしました。とても普通の人間には出来ない仕事だなと感じました」(時任さん)と改めて、パイロットという職業の大変さについて語ってくれた。
寺島さんは、自身の役柄について「監督は、“兄貴”のような存在として演じてほしいとのことだったんですが、その説明が“竹とパンダを真っ二つに割ったような性格”ということで…。こればかりは想像がつきませんでした」と表現豊かな(?)監督の指示に頭を悩ませた様子。ここで再び綾瀬さんに「こうした監督の指示に苦労は?」と聞いてみると、綾瀬さんはサッと周囲を見渡し「いえ、全て受け入れました!」。この答えに会場は再び大きな笑いに包まれた。
矢口監督が「プロの方々への取材と脚本の執筆に2年もの時間を費やした」と言う『ハッピーフライト』は全国東宝系にて公開中。
《シネマカフェ編集部》
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