「夢らしい夢が見たい…」とボヤく松田龍平の来年の運勢は“悪夢探偵”そのまま?
塚本晋也監督と松田龍平のコンビで全世界30か国で公開され、絶賛を浴びた『悪夢探偵』から2年。前作とは全く異なるテイストで、悪夢探偵である影沼京一の誕生の秘密に迫った『悪夢探偵2』が12月20日(土)より公開される。12月3日(水)に完成披露記者会見と舞台挨拶が行われ、塚本監督と松田さんに加え、共演の三浦由衣、市川実和子が出席した。
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作品について「僕自身、すごく好きな作品です」と語る松田さん。シリーズものへの出演は今回が初めてとなるが「あんまり『2』ということを意識しないで、全く新しい作品の脚本をもらったという気持ちで現場に入りました。ただ、演じていく中で前作があったからこそ分かる部分というのもありました。無駄なものを削ぎ落としながら、自然に役に入ることが出来て楽しかったです」と自然体を強調した。本作では、京一の原点をたどる上で、母との関係が重点的に描かれる。これについて松田さんは「前作と比べて、本作では京一の内面が描かれていて、より京一を知ることが出来たと思います。作品を通して、男というのはいくつになっても母親に甘えていたいんだな、というのは感じました」とふり返った。
幼少期の京一の母親役を演じた市川さんは、実は怖い映画が大の苦手だという。「脚本を読むと、端々に怖いシーンがあって『うわ、どうしよう?』と思っていました(笑)。でも、この映画の最後のシーンが大好きで、そのシーンを演じたい一心で引き受けました」と出演を決めた理由を明かしてくれた。
塚本監督に、最近見た悪夢について聞いてみると「年を取ったせいか、最近夢自体をあまり見なくなりました。子供の頃はお化けの夢や空飛ぶ夢を毎日のように見ていたんですが。むしろ、日常と同じことが夢に出てきたりするんですよ、撮影現場で上手くいかないこととか。つまらん大人になってきたということでしょうか」と苦笑交じりに語った。
松田さんも監督の言葉にうなずき「僕も夢だと分からないような、現実的な夢しか見ませんね。もう少し夢らしい夢が見たいんですが…」と寂しそう。
市川さんは「高いところから落ちる夢は見ますね。ただ、地面が柔らかくて『ああ、助かった!』となるんですけど(笑)。そういう感じで生きていたいという願望が表れてるんでしょうか?」と笑顔で語った。
そんな中、ユニークな夢について語ってくれたのは三浦さん。「子供の頃は怪獣に襲われる夢を見て泣いたりしていました。最近では、歌手のGReeeeNさんが、顔出しNGのはずなのに素顔をさらしてTVに出ている夢を見ました。起きて思わず母親に『素顔で出てたの?』って聞いてしまいました(笑)」。三浦さんの夢の中で彼らは一体どんな顔をしていたのだろうか…。三浦さんはオーディションで、300人の候補の中からヒロインの雪絵役を勝ちとり映画初出演を果たしたが、「何より、塚本監督とお仕事ができるということが嬉しかったです。初めてのことだらけでしたが、監督を始め、みなさんが引っ張ってくださって今日を迎えることが出来ました」と笑顔で語った。
この日は、本作の公式モバイルサイトにてタロット夢占いを行っている、占星術家の鏡リュウジによる、松田さんらの2009年の運勢が発表された。鏡さんによると、松田さんの2009年は「内面のダークな一面と向き合う必要が出てくるかもしれません。個性的な才能により一層磨きがかかることでしょう」とのこと。この結果に松田さんは「あんまり無理に“悪夢探偵”と結び付けてくださらなくてもいいんですが」と苦笑しつつ「信じてがんばります」と笑顔を見せた。
『悪夢探偵2』は12月20日(土)よりシネセゾン渋谷ほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》
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