オダギリジョーがバーで「オジャパメン」弾き語り? イ・ナヨンとは中学生の恋愛状態
世界三大国際映画祭制覇に最も近い男と目される韓国の鬼才、キム・ギドクが贈る、夢を通じてつながる男女の姿を描いた美しくも切ないドラマ『悲夢』。本作が2月7日(土)に公開を迎え、自身初となる海外の監督とのコラボレーションを果たした主演のオダギリジョーと、ヒロインを演じた韓国の人気女優、イ・ナヨンによる舞台挨拶および記者会見が行われた。
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オダギリさんは「今日は『ベンジャミンなんとか』って作品が初日だそうで(笑)、それから『ハイスクール何とか』って作品も公開で主演の俳優さんがすごい人気らしいですが、そんな中でお越しくださいましてありがとうございます」とユーモアたっぷりに挨拶。「緊張のせいなのか、昨夜は眠れずに朝までお酒を飲んでまして、それが少し残ってるんでしょうか…」とややお疲れ気味の様子だったが、公開初日を迎え「今日は監督はいないですけど、すごくいい人なので(笑)、この映画が成功してくれればいいな、というのが正直な気持ちです」と心境を語った。
イ・ナヨンさんは「こんにちは、イ・ナヨンです」と美しい日本語で挨拶。「日本でこうして、観客のみなさんとお会いするのは初めてのことで、緊張していますし、みなさんの反応がすごく気になります」と胸の内を語った。
オダギリさんに監督とのコミュニケーションについて聞いてみると「それは万国共通でお酒ですね」との答えが。撮影が終わるとよく飲みに行っていたそうで「飲みの席で何を話したのかよく覚えてないですけど、作品について話したことはほとんどなかったと思います(笑)。一度、バーにギターがあったのでそれで遊んでいたら『歌え!』って言われて、昔、TVでダウンタウンが歌っていた『オジャパメン』(※オリジナルは韓国のグループによるヒット曲)を歌わされました」と明かした。
このときの様子についてイ・ナヨンさんに尋ねると、しばしの沈黙ののちに「あのときはギターが小さすぎて、恐らくオダギリさんの持っている実力が十分に発揮されなかったのではないでしょうか…?」という微妙な答え、いや絶妙なフォローが返ってきた。
オダギリさん曰く、イ・ナヨンさんとは「いまだに互いの距離を詰められない」とのことだが「この中学生のような感じ(笑)が嫌いじゃないです」と微妙な関係を楽しんでいる様子。イ・ナヨンさんも「映画の雰囲気もこういう感じでしたので、悪くないですね。元々、大好きな俳優さんだったので共演させていただいて、当然嬉しかったです。学ばせてもらったこともすごく多かったですし、現場での緊張感を教わりました。実は、2人の性格は結構似ているのかな、とも思います。周りの方に『2人は兄妹みたいだね』と言っていただけたのが、私にとってはほめ言葉で、すごく嬉しかったです」と笑顔で語った。
「キム・ギドク監督の素晴らしい映像世界が半分日本語で楽しめます!」とオダギリさんがアピールする『悲夢』は新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》
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