シネマカフェ的海外ドラマvol.103　「プリズン・ブレイク」の美女復活のウラ話

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2009.5.14 Thu 19:48

ロバート・ネッパーに続き、私たちの前に現れたのは、サラ・タンクレディ役のサラ・ウェイン・キャリーズ。マイケル・スコフィールドの最愛の恋人、サラがインタビューに応じてくれることになりました。でも、ちょっと待って？　サラはシーズン3で組織の憎き女工作員・グレッチェンに殺されてしまったはず。そのサラが撮影現場にいるということは…、そうです！　実はサラは死んでいなかったのです！

というわけで、ファイナル・シーズン第1話からめでたく再登場するサラですが、本人もシリーズ復帰を喜んでいる様子。「まあ、みなさん日本から来てくださったの？　お待たせしちゃってごめんなさいね」と微笑むサラは、開口一番こんな秘話を教えてくれました。
「サラが実は生きていた…という展開は、ファンのおかげで実現したものなの。番組の熱心なファンが、“サラを殺すべきじゃない！”とテレビ局に抗議してくれたんですって。しかも、そのほとんどが日本の方々だったそうよ。私の自宅には、日本のみなさんが応援の意味を込めて送ってくれた箱いっぱいの折り鶴があるの。この場で改めて感謝させてちょうだいね」。

ファイナル・シーズンがまさかの展開から始まるのは、何と日本のファンのおかげだった!?　ちなみに、少し補足しますと、シーズン3でサラが殺されることになったのは、演じるサラ自身がシーズン2の撮影時に妊娠し、次シーズンの産休を希望したから。いまから2年前の1月、シーズン2を撮影しているダラスの現場にお邪魔したときには「実はいま妊娠中なの。出産予定日は夏よ」と喜んでいたサラですが、産休中のシーズン3で役のサラがどんな展開を迎えるのかは脚本家たちに委ねていたそうで、「殺されると知って、驚いちゃったわ！」と今回語ってくれました。けれど、いまや一児の母となったばかりか、サラ・タンクレディとしても復活！　これまでも愛するマイケルに対して聖母のような愛情表現を時折見せてきたサラでしたが、ファイナル・シーズンでは彼女の女性らしい強さや頼もしさが一層際立っています。

ところで、「プリズン・ブレイク」の紅一点ともいうべきサラは、撮影現場では「多くの男性スタッフやキャストから“思いやりを持って”接してもらっている」のだそう。「もしかしたら、それは彼らが私の夫を恐れているからかもしれないけれど（笑）。とにかく、この現場の人たちは全員仲がいいの。ウェントワースと私は、いつも腕や耳たぶをつまみ合ったり、髪を引っ張り合ったりしているわ。幼い兄妹みたいよね。とは言え、グレッチェン役のジョディ・リン・オキーフが加わり、女性キャストが増えたことはやっぱり嬉しい。彼女にはムチで背中を打たれたりもするけれど！」
ファイナル・シーズンには、グレッチェンがサラを拷問し、死を偽装した前シーズンを物語るフラッシュバックも。凄惨なシーンとは裏腹に、女性同士楽しく臨んだ撮影だったようで、ちょっと面白い秘話ですね。

さて、「プリズン・ブレイク」現場取材の模様をお伝えしてきたこのコラムですが、次週は佳境を迎えた「アメリカン・アイドル」に一旦戻り、再来週から現場取材レポを再開します。いよいよ、あの兄弟も登場しますよ！

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・Vol.1〜3　レンタル中
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