“あの”八百長問題についても? 『ヤバい経済学』6人の監督たちが社会の裏側を暴く
400万部の売上を誇る、経済学者のスティーヴン・D・レヴィットと、ジャーナリストのスティーヴン・J・ダブナー共著による大ベストセラーを映画化した『ヤバい経済学』。このほど、原作者である2人がコメントを寄せた本作の予告編がシネマカフェに到着した。
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本作は“経済”をテーマに、米国気鋭の経済学者・レヴィット氏の分析力と、ジャーナリストであるダブナー氏の調査力で、日常生活に浸透している人々の“思い込み”をユニークな分析で検証していくさまを、5つのテーマに分けて暴き出していくドキュメンタリー。
今回製作に参加したのは6人の監督たち。その中には『スーパーサイズ・ミー』で“マクドナルドのファストフードだけを食べ続けたらどうなるか?”という単純な疑問から、欧米社会に潜むジャンクフードの実態に挑んだ“体を張れる”監督(?)モーガン・スパーロックも。6人の監督がユニークな視点で原作者2人の解説を踏まえた仮説を実証していくという構成になっている。
今回届いた予告編では、そもそもレヴィット氏とダブナー氏の2人が原作「ヤバい経済学」(東洋経済新報社刊)を書くことになった動機が語られている。「人々の行動は予測可能だ」(レヴィット)、「バカみたいな話だよ。でも、何の根拠もなく人々が思い込むことは、よくある話さ」(ダブナー)と、なんとも学者やジャーナリストらしい言い草だ。だが、彼らの劇中でのイラスト付き解説は、実に分かり易く噛みくだかれており、明快。本作では、昨年、国内を騒がせた“大相撲の八百長”問題にも彼らのメスが…。「データを見れば明らかだ」、「不正は横行している」と、我が国、日本もバッサリ切られている。
ほかにも“賞金が出れば成績が伸びるか?”など、実生活では役に立たないかも知れないが、彼らのその発想に引き込まれることは必至。鑑賞後には、少し世界が違って見えるかも…?
『ヤバい経済学』は5月28日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。
※こちらの予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。
MOVIE GALLERY
http://www.cinemacafe.net/moviegallery
《シネマカフェ編集部》
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