『アフロサムライ』ハリウッド実写化始動! サミュエル・L・ジャクソンが製作担当
日本発のアニメーション作品『アフロサムライ』のハリウッドでの実写化が始動! 北米の独立系映画製作会社「Indomina」グループが、本作の実写化権を獲得したと発表し、実写化に向けてアニメ版で声優を務めたサミュエル・L・ジャクソンをプロデューサーに迎えることが明らかになった。
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原作は岡崎能士の数百部限定で出版されたコミック。これをサミュエルが偶然目にして気に入ったことから、アニメ化の企画が進み、『ブレイブ・ストーリー』などで知られるアニメ制作会社「GONZO(ゴンゾ)」が海外配信用にアニメ化し、2007年1月に米国スパイクTVにて放送され、話題を呼んだ。逆輸入の形で同年、日本で映画化され、その後、2009年には続編となる『アフロサムライ:レザレクション』が同じくスパイクTVにて放送。同年のクリエイティブアートエミ−賞の作品賞長編アニメーション番組部門にノミネートされ、美術監督の池田繁美が日本人史上初となるアニメーション個人部門審査員賞を受賞した。
物語は幼い頃に父を殺された男が、その復讐を心に誓い、孤高の剣客“アフロサムライ”として、宿敵・ジャスティスを倒すべく旅を続けるというもの。アニメ化の際にサミュエルはプロデュースを手掛けると共に、主人公の声も演じていた。
実写化にあたってはまだ、具体的なキャストや監督などは発表されていないが、サミュエルは今回の始動にあたって「『アフロサムライ』はアニメが全米デビューを果たして以来ずっと私の大好きな作品のひとつです。新しいパートナーとなるIndominaグループと最高の実写映画をプロデュースできることを心より楽しみにしています」とのコメントを発表している。
そして実写化権を獲得したIndominaグループ代表のSingh Mannは「私たちはこの作品に絶えず目を付けてきました。今回その実写化の機会を得られたことだけでなく、類稀なる『アフロサムライ』に深い情熱を持っているサミュエル・L・ジャクソン氏と一緒にその夢を叶えられるということを非常に嬉しく思っております」と語っている。
今後、夏の間に脚本家と監督を選考し、年末までにキャスティングを決め、撮影はIndominaグループが所有するドミニカ共和国にあるPinewoodスタジオで行われる予定だという。
アニメ版の監督を務めた木崎文智はかつて、日本で映画が公開される際に本作は「『スター・ウォーズ』へのオマージュ」とも語っていた。サミュエルが『スター・ウォーズ』シリーズにジェダイ・マスターとして出演していたのは周知のとおり。また、『スター・ウォーズ』エピソードIV〜VIで主人公のルークを演じたマーク・ハミルも続編の『アフロサムライ:レザレクション』に声優出演するなど実際に繋がりは多い。『スターウォーズ』さながらの凄まじい剣さばきをどの俳優が見せてくれるのか? 日本人のキャストやスタッフの参加の可能性はあるのか? 今後の展開が楽しみだ。
《シネマカフェ編集部》
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