『ユー・ガット・メール』、『奥さまは魔女』のノーラ・エフロン、71歳で死去
脚本家で監督のノーラ・エフロンが、71歳で亡くなった。26日(現地時間)の夕方、ニューヨークの病院で急性骨髄性白血病で併発した肺炎により亡くなったノーラには、長年一緒に仕事をしてきたハリウッドスターたちから多くの哀悼の意が寄せられた。
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代表作『恋人たちの予感』('89)でメグ・ライアンと共演したビリー・クリスタルは「ノーラが亡くなったことを知り、とても悲しいです。ユーモアのセンスを持った素晴らしい脚本家でした。映画でメグの相手役になれたことは、僕の心の中でいつも特別な位置を占めています。僕はノーラの書いた台詞を喋ることができて本当にラッキーだったと思います」と語っている。
アカデミー賞脚本賞に3回ノミネートされたノーラは、『めぐり逢えたら』('93)、『ユー・ガット・メール』('98)、『ジュリー&ジュリア』('09)などロマコメ映画を得意としていた。『奥さまは魔女』('05)で一緒に仕事をしたニコール・キッドマンは「ノーラはとても頭がよく、温かく、面白い人でした。友人になれたこと、また一緒にお仕事をする機会を持てたことをすごくありがたく感じます。いまのご家族のご心痛を心よりお察しします。ノーラと共に過ごした食事や、一緒に笑って遊んだ時間を決して忘れません」とコメントを寄せている。
ノーラの手がけた『心みだれて』('86)と『ジュリー&ジュリア』に出演したメリル・ストリープもまた「ノーラはどんな状況をも観察し、首を傾げて『うーん、どうやったらもっと面白くできるのかしら?』と考えてたのよ。ノーラには何でも頼めたわ。医者のこと、レストラン選び、料理のレシピ、スピーチやちょっとしたジョークまでね。私たちはいつも全部やったのよ。上手に生きること全てにおいて、ノーラはエキスパートだったわ」と追悼の意を表した。
ノーラの遺された家族には、3番目の夫であるニコラス・ピレッジ、2度目の結婚で授かった2人の息子のジェイコブとマックスがいる。
ご冥福をお祈りいたします。
《シネマカフェ編集部》
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