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インディペンデント・スピリット賞、『世界にひとつのプレイブック』が4冠

第85回アカデミー賞授賞式が前日に迫った23日(現地時間)、インディーズ映画が対象のインディペンデント・スピリット賞が発表され…

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インディペンデント・スピリット賞で主演女優賞に輝いたジェニファー・ローレンス -(C) ロイター/AFLO
インディペンデント・スピリット賞で主演女優賞に輝いたジェニファー・ローレンス -(C) ロイター/AFLO 全 1 枚
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第85回アカデミー賞授賞式、前日となる23日(現地時間)、インディーズ映画が対象のインディペンデント・スピリット賞が発表され、デヴィッド・O・ラッセル監督の『世界にひとつのプレイブック』が作品賞、監督賞、脚色賞、主演女優賞の4部門を受賞した。

翌日のオスカーでは有力候補の『リンカーン』『アルゴ』は大手映画会社の作品でこの日は対象外。『世界にひとつのプレイブック』が主役となったが、実は同作の製作費は2,100万ドル。本来、インディペンデント・スピリット賞は製作費2,000万ドル以下の作品が対象なのだが、主催者側の判断で今回は例外扱いとなった。

そんな経緯もあってか、プロデューサーのブルース・コーエンは、作品賞は『ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~』が受賞すると考えていたという。「私たちは今日も明日(アカデミー賞授賞式)も受賞できないと確信していました」と授賞式後の記者会見でコーエンは語った。アカデミー賞で史上最年少となる9歳の主演女優候補(クヮヴェンジャネ・ウォレス)を輩出した『ハッシュパピー』は撮影賞を受賞した。

アカデミー賞にもノミネートされている『The Sessions』(原題)のヘレン・ハントが助演女優賞を受賞し、『Magic Mike』(原題)のマシュー・マコノヒーが、ブルース・ウィリス(『ムーンライズ・キングダム』)やサム・ロックウェル(『Seven Psychopaths』/原題)ら強豪がひしめいた助演男優賞に輝いた。外国映画賞はミヒャエル・ハネケ監督の。同作はフランスのアカデミー賞といわれるセザール賞(現地時間22日発表)でも作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞など5部門を受賞した。

授賞結果は以下の通り
作品賞:『世界にひとつのプレイブック』
監督賞:デヴィッド・O・ラッセル
脚本賞:デヴィッド・O・ラッセル
新人作品賞:『The Perks of Being a Wallflower』(原題)
新人脚本賞:デレク・コノリー(『Safety Not Guaranteed』/原題)
ジョン・カサヴェテス賞(製作費50万ドル以下の作品が対象):『Middle of Nowhere』(原題)
主演女優賞:ジェニファー・ローレンス(『世界にひとつのプレイブック』
主演男優賞:ジョン・ホークス(『The Sessions』/原題)
助演女優賞:ヘレン・ハント(『The Sessions』/原題)
助演男優賞:マシュー・マコノヒー(『Magic Mike』/原題)
撮影賞:ベン・リチャードソン(『ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~』
ドキュメンタリー賞:『The Invisible War(原題)』(原題)
外国映画賞:『愛、アムール』

(C) ロイター/AFLO

《冨永由紀》

好きな場所は映画館 冨永由紀

東京都生まれ。幼稚園の頃に映画館で「ロバと王女」やバスター・キートンを見て、映画が好きになり、学生時代に映画祭で通訳アルバイトをきっかけに映画雑誌編集部に入り、その後フリーランスでライター業に。雑誌やウェブ媒体で作品紹介、インタビュー、コラムを執筆。/ 執筆協力「日本映画作品大事典」三省堂 など。

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