マーク・ジェイコブス、いまのファッションは「中身がからっぽ」と苦言
ファッション・デザイナーのマーク・ジェイコブスが、いままで決してファッション界の「反逆児」になろうとは考えたこともなかったと語っている。「ルイ・ヴィトン(LOUISVUITTON)」のクリエイティブ・ディレクターを務めるマークは、スポーツ・ウェアレーベルの…
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当時のことについてマークは、「Stylist」誌に「否定的な側面は決して見ないようにしていたんだ。自分の直感を信じて、己に素直になることが大事だって学んだんだよ。反逆児になろうなんて考えたことはなかったけど、どんな形であれ、否定的になることよりも自分に一貫性を持つことはかなりやりがいのあることなんだ。それに他人を気にしながら服を作るよりも、自分の信じたことをやった方が夜によく眠れるじゃないかな」と明かした。
「ペリー・エリス」で発表した奇想天外なグランジ・コレクションは、当時は失敗だったのかも知れないが、現在の90年代のリバイバルが流行っているファッション界の文脈では常に注目される源泉となっている。
ただ、マークとしてはその新しいトレンドには強く反対だという。マークは「いまのはただ中身がからっぽなスタイルじゃないか。僕らがグランジをやった当時は、ちゃんとした理由があったんだよ。変化があったんだよ。パンクのように実体が伴うものに感じられたのさ。いまのみんなはモーホーク(北アメリカの先住民)のスタイルなんかをやってるけど、その社会的な重要性が何なのかっていうことをさっぱり分かってないだろ。だからある意味、グランジはパンクに代わる地位に仲間入りしちゃったんだよ」と語気を荒げた。
《シネマカフェ編集部》
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