妻夫木聡&池松壮亮が兄弟役で初共演! 石井裕也監督、「欠陥だらけの家族」描く
『川の底からこんにちは』で才能を開花させ、松田龍平&宮崎あおい共演で話題の『舟を編む』の公開も控える石井裕也監督が、最新作となる『ぼくたちの家族』を現在、撮影中であることが明らかに…
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原作は、2008年に映画化もされた「ひゃくはち」の早見和真による同名小説。60歳を過ぎ、物忘れが激しくなった母・玲子(原田美枝子)。だが、そんなことは誰でもあるものと、兄・浩介(妻夫木聡)も弟・俊平(池松壮亮)も父・克明(長塚京三)も全く気にしていなかった。しかし、あることをきっかけに病院で検査を受け、結果は「脳腫瘍」と判明、余命わずか1週間。「家族がバラバラになるのは、あたし怖いよ」、その一言を最後に母はそれまでの母ではなくなってしまう…。
多額のローンに、生活破綻、親への不信、子への依存。脳腫瘍を患った母が、包み隠さず本音をさらけ出し始めたことで、浮かび上がってきたさまざまな家族の問題…。そんなどこにでもある“当たり前の家族”の姿を通して、現代に生きる家族の形を描き出す本作。
妻夫木さんは、今年1月に公開され大ヒットを記録した山田洋次監督の『東京家族』に続き、“現代に生きる家族”をテーマにした作品への出演となる。本作の出演について妻夫木さんは「この作品は「家族」にどう向き合うべきかを、自分自身深く考えさせられた作品です。どんな家族にも、他人には言えない裏の顔があると思います。でも、例えどんなことがあったとしても、その先に何があるか分からなくても、“家族は家族として歩み続けなければならない”そんな大切さに改めて気づかされる様な、そんな映画になっていると思います」と語る。
さらに、「本音を上手く語れない“不器用な長男”の役なのですが、長男として『ぼくたちの家族』を最後まで引っ張っていけたらと思います!」と主演を務める“座長”としての意気込みも明かしてくれた。
そんな“兄”妻夫木さんの背中を見てか、弟の俊平役を演じる池松さんは「兄貴のいない僕にとって、もったいないくらい最高の兄貴ができたと思います」と誇らしげにコメントを寄せている。
すでに3月中旬よりクランクインし、4月中旬にはクランクアップを予定している本作。石井監督は「最高のキャスト、スタッフと共に毎日頑張って撮影しています。“欠陥だらけなのに素晴らしい家族”というものを、どうにかこうにか見せたいと考えています」と気合も十分といった様子だ。
『ぼくたちの家族』は2014年、全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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