【雅子ブログ】変わるものと変わらないもの
どんより雨の水曜日です。さて、昨日のこと。朝から撮影で昼前にはササッと終わり、けれどもすぐにウチに帰るのはモッタイナイ。
最新ニュース
スクープ
-
「思ったよりお似合い」イ・ジョンソクとムン・ガヨン、香港での目撃談が話題!
-
【読者レビュー】『君と歩く世界』 マリオンの体当たりの演技に涙、愛にあふれた映画
-
「短くて面白い」が選ばれる新時代――新たな配信サービスの挑戦

曖昧な記憶を明確にし、お天気も悪くない、荷物も少ない、というわけでズンズン歩いて早稲田まで行きました。歩くのには最適な季節になってきました。途中でパンを買って歩きながら食べ、目的地の早稲田松竹に到着。こういうことは若い頃によくやっていたなぁ…。なんて今も同様なんら変わっていません…。でも、早稲田松竹の観客席は心地良くなってナイスです。
上映中のオディアール作品は『真夜中のピアニスト』と『預言者』の2本立て。もちろん両方ともすでに観ているけれど、久しぶりにスクリーンで観るのは嬉しい限り。『君と歩く世界』が公開中なので、合わせてどうぞ!(26日まで)
さらに前後しますが、真冬に舞い戻ったかのような寒い先週末は、試写で見逃した『ペタル ダンス』と、『ハッシュパピー~バスタブ島の少女~』を劇場で2本立てしました。特に最初に観た「花びらのダンス」というタイトルの『ペタル ダンス』は、邦画では久しぶりに見る、透明感に溢れた素敵な映画でした。監督はCMディレクター出身の石川寛。
登場人物の4人の抱えているテーマは不安がいっぱいで、重いものなのかもしれないけれど、等身大の女のコの心理を繊細に演じ、魅せる。つっかえたり噛んだりするたどたどしい台詞や、それぞれの持つクセや、息づかいなんかもリリカルで、憂鬱なグレイの空も、髪を揺らす風も、彼女たちの前では永遠のものになる。荒涼とした風景は叙情的な映像がやさしい印象を残す。
これはある年齢が作り出す雰囲気でもあるのだと思う。若さという一瞬の刹那、故の残酷さ、儚さ、尊さ。大人になるって寂しいんだな、なんてナイーヴなことを思ったのはずーっと昔のことだけど、この映画を観て、ふと遠い自分を思い出したりして。一生懸命、前に進む女のコたちのロードムービー。変わるものと変わらないもの、変わっていくもの…。
《text:Masako》
特集
関連記事
-
【読者レビュー】『君と歩く世界』 マリオンの体当たりの演技に涙、愛にあふれた映画
最新ニュース -
愛すること、生きることの“本能” 雅子×中井圭、男女で語る『君と歩く世界』
最新ニュース -
6年ぶり来日のマリオン・コティヤールがプレミアに…、ドレスはもちろん「ディオール」
最新ニュース -
宮崎あおい、忽那汐里ら『ペタル ダンス』初日に“女子旅”ファッションを披露
最新ニュース -
宮崎あおい「おばあちゃんになるまで一緒」大切な存在を明かす
最新ニュース -
クヮヴェンジャネ・ウォレス 21世紀生まれのオスカー候補は「アカデミー賞を知らなかった」
最新ニュース -
クヮヴェンジャネ・ウォレス、ホワイトハウスで大人顔負けの絵本読み聞かせを披露
最新ニュース -
最年少オスカー候補の9歳少女に芦田愛菜ちゃん「日本楽しんで」と英語で挨拶
最新ニュース
この記事の写真
/