【カンヌ国際映画祭】『華麗なるギャツビー』会見 ジェイ・Z起用はレオの功績?
第66回カンヌ国際映画祭のオープニングを飾ったのは、レオナルド・ディカプリオ主演、バズ・ラーマン監督ら。F・スコット・フィッツジェラルドの名作を3Dで映画化した『華麗なるギャツビー』。
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公式会見には、ラーマン監督にレオ、さらにトビー・マグワイア、キャリー・アリガンらが出席。バズ・ラーマンとは『ロミオ+ジュリエット』以来のコンビとなるレオは、「バズから最初にギャッツビーの話を聞いたときは、自分にできるのか不安だった。でもバズは仕事でベストを尽くすだけでなく、周りにいる全員をその気にさせるパワーがあるんだ。みんな、いま自分がすごい仕事をしているんだ、という気持ちになれる。実際、撮影は素晴らしいものだったよ」とラーマン監督を手放しで賞賛。
一方、バズは音楽にジェイ・Zを起用できたのは、レオのおかげだったと語る。「フィッツジェラルドの時代の最先端がジャズなら、いまはヒップホップだ。ぜひジェイ・Zに頼みたいと思っていたら、レオが電話をしてきて『いまジェイ・Zと一緒にいるから、すぐに来て』というんだよ。実際に会ったジェイは、ギャツビーを思わせるような優雅さのある男で、すぐに魅了されたよ」。
連日連夜、ゴージャスなパーティーを開く謎の大富豪ジェイ・ギャツビー。その彼が唯一信頼を寄せる友人・ニックを演じたトビーは、実生活でもレオの大親友。このことに関して聞かれたトビーは「ギャツビーとニックの関係と、僕とレオの関係に通じるところがあると思う。僕はレオのことを尊敬しているし、影響を受けている。そして僕らはお互いに心から信頼しあっていて、何でも話せる関係だ。この役を2人で演じるという意味をとてもシリアスに受け止めたと同時に、2人で演じられて本当に楽しかった」と、共演の喜びを語った。
謎の男・ギャツビーというキャラクターについて、レオは「ギャツビーを象徴するのは、彼がいつも見つめる緑の灯火だ。ギャツビーは愛するデイジー(キャリー・マリガン)の住む対岸に光る緑の灯火を見つめながら、いつか彼女を胸に抱くことを夢想する。でも、デイジーを実際に胸に抱いても、まだ緑の灯火を見つめている。つまり、彼が求めていたものは、すべて“幻影”なんだ」と分析し、会場に詰めかけた記者や映画関係者たちを唸らせていた。
『華麗なるギャツビー』は6月14日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて2D/3D同時公開。
「第66回カンヌ国際映画祭」は5月26日(現地時間)まで開催。
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