【雅子ブログ】フランス月間2013、ドラさんとの対談

あっという間に5月も後半になりました。カンヌも終盤、大相撲夏場所も26日（日）の千秋楽を控え、いよいよ大詰めです。

全勝街道を突っ走る横綱白鵬と、これまた全勝で初優勝を狙う大関稀勢の里の全勝対決が見もの。こんなに大事な大一番がある14日目というのも久しぶりです。で、なんと、その14日目に観覧しに行きます（座布団投げるぞー！）。果たして、優勝はどちらか？　そしてカンヌもパルムドール、グランプリ等、どの作品が、誰が獲るのかワクワクですね。是枝作品はどうか…。とにかく、是枝監督の『そして父になる』が、今、いちばん観たい映画です。

さて、6月に行われるフランス映画祭に因んで、シネマカフェではWOWOWと連動して「フランス月間2013」として、フランス映画特集を組みます。昨日はジャーナリストのドラ・トーザンさんと対談をしました。題して「フランス映画の中の女性たち（仮）」。フランス人のドラさんとフランス映画の話をするという好機、フランス映画好きの私は非常に嬉しく、楽しいひとときでした。

内容は多岐に亘り、まずはタイトルにもあるようにフランス映画に登場する女性のこと、魅力、女優、見所から様々な視点でトーク。それから、WOWOWで放送されるラインナップの中よりいくつかを取り上げて…。ドラさんと好きな女優（ロミー・シュナイダー）が一致した『太陽が知っている』、『ムースの隠遁』、『晴れ、ときどきリリー』等の名優・名監督編。日本でも人気の高いルルーシュ編。昨年のフランス映画祭でも上映された『スリープレス・ナイト』始め、ほか3本のニュー・アクション編。ヴァカンス映画といえば、のジャック・ロジエ編。日本でも公開されて人気の高かった『キリマンジャロの雪』、『屋根裏部屋のマリアたち』、カンヌで最優秀監督賞を受賞したマチュー・アマルリック監督の『さすらいの女神（ディーバた）たち』などのヒューマンストーリー編。そしてフランス映画の醍醐味、ノワールもののフレンチ・ノワール編から『そして友よ、静かに死ね』などなどラインナップもなかなかニクイです。詳細、そして対談の模様は、追ってサイトでご覧ください。どうぞお楽しみに！　merci bien,Dora！　

この対談をしたのが、神楽坂にあるキイトス茶房といういわゆるブックカフェなんだけど、なんだかブックカフェという言葉が流行る前から存在していたような、本が読める喫茶店といった風情かな。落ち着いた雰囲気の店内には古い本がズラリ。映画の本もいっぱい。もうずーっといろいろ読みたい気分でした。近くにあったら、入り浸って、時間がある限り閉店まで居るだろうなぁ！