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『華麗なるギャツビー』バズ・ラーマン監督来日! 村上春樹の言葉に共鳴

レオナルド・ディカプリオ主演の『華麗なるギャツビー』のバズ・ラーマン監督が来日を果たし、6月12日(水)に伊勢丹新宿店で始まった映画の衣裳やアクセサリーを展示する「『華麗なるギャツビー』世界展」に来場した。

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バズ・ラーマン監督 in 『華麗なるギャツビー』世界展@伊勢丹新宿
バズ・ラーマン監督 in 『華麗なるギャツビー』世界展@伊勢丹新宿 全 14 枚
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レオナルド・ディカプリオ主演の『華麗なるギャツビー』のバズ・ラーマン監督が来日を果たし、6月12日(水)に伊勢丹新宿店で始まった映画の衣裳やアクセサリーを展示する「『華麗なるギャツビー』世界展」に来場した。

F・スコット・フィッツジェラルドの名作を基に、豪邸で毎夜のように豪華絢爛なパーティを繰り広げる大富豪・ギャッツビーの人生の秘密を解き明かしていく本作。

展示ではレオ、そして共演のトビー・マグワイアが実際に着用した衣裳のほか、ミウッチャ・プラダの協力の下で「プラダ(PRADA)」と「ミュウミュウ(miu miu)」の過去20年のコレクションからインスパイアされ、本作のために作られた40着ものドレスのデザイン画、「ティファニー(Tiffany & Co.)」「M・A・C」「フォーガル(Fogal)」「Brooks Brothers(ブルックス ブラザーズ)」、「モエ・エ・シャンドン(Moet & Chandon)」などのブランドとのコラボレーションが紹介されている。

ラーマン監督自身、この日は「プラダ」の衣裳で登場。展示のみならず、全面改装を終えたばかりの伊勢丹のフロア全体のデザインにも触れ、「モダン・デコの装丁は映画の世界観そのまま」と満足そうに語る。実生活のパートナーでもあるキャサリン・マーティンが製作・衣裳・美術を担当。今回、共に来日することは叶わなかったが「伊勢丹に連れて来たら、お金を遣い過ぎちゃいそうだ(笑)」とおどけつつ、「世界中を巡っているレオから『京都に行くべきだ』と言われたんだ。ぜひ家族を連れて訪れたいね」と笑顔を見せた。

本作は3Dでも上映されるが、監督は「これまでとは違うやり方で3D映画にしている」と語り、アルフレッド・ヒッチコック監督の名作『ダイヤルMを廻せ!』に大きな影響を受けたことを告白。「グレイス・ケリーが部屋の中のシーンで『ディオール(Dior)』の衣裳を着てるんだけど、自分の目が信じられなくなるくらい美しかったんだ。彼女の美しさ、そして衣裳の美しさは手を伸ばせば触れるかのようだった。今回、『プラダ』や『ティファニー』の衣裳を3Dで見せたらどうなるか? ディカプリオを使ってテストしたんだ」とその意図を明かした。

レオとは『ロミオ+ジュリエット』以来、17年ぶりのコラボレーションとなった。彼の変わった部分、変わらない魅力について「当時は19歳の才能に恵まれた若者だった。いまは僕にとって対等のパートナーだよ。あの頃はこちらから全てを指示していたけど、今回の作品では朝の3時まで一緒に脚本やセリフについて話し合って作っていったんだ。変わらないところは、家族や仲間を大切にするところだね。19歳でオーストラリアに来たとき、彼はビジネスクラスのチケットをエコノミーに変えて、一緒に仲間たちを呼んだんだ。彼らとの友情はいまでもそのまま変わらない。マスコミはいろいろと言うけれど、知的でカリスマ性があり、優しく温かい人間だよ」と称えた。

原作の小説は、あの村上春樹が若い頃に強く影響を受け、のちに自ら翻訳したことでも知られている。監督は、村上さんが語ったという「この小説が偉大なのは、いまを生きる我々のことを描いているということ」という趣旨の言葉を強調。「ディカプリオも共鳴していたよ。当初、スタジオはこの小説がアメリカでしか知られていないと渋っていたんだけど、『村上春樹が訳してるんだから、少なくとも日本でも知られているよ』と言ったんだ。“No春樹、Noギャツビー”だね!」とアピールしていた。

『華麗なるギャツビー』は6月14日(金)より全国にて2D/3Dで公開。

《シネマカフェ編集部》

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