【シネマVOYAGE】伝説的サーファーの生き方をなぞる、海とサーフィンの旅
ジリジリと暑さが増し、いよいよ夏本番! というこの季節に行ってみたいなーと思うのは、やっぱり海! シネマVOYAGEでは過去にオレンジカウンティのラグーナ・ビーチが舞台の『野蛮なやつら/SAVAGES』を紹介していますが
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映画の舞台は、カリフォルニア州サンタクルーズ。モントレー湾沿いにあるサーフィンのメッカのひとつです。映画の主人公、ジェイ・モリアティ(ジョニー・ウェストン)を始めサンタクルーズの出身者は、片手にサーフボード、もうひとつの手にスケートボードを持って生まれてくるという格言があるほどサーフィンが生活に密着しているそう。なかでもジェイ・モリアティは16歳で伝説となり22歳で短い生涯を閉じた天才サーファー。彼のその生き方、その精神は、亡くなってから10年経ったいまも「LIVE LIKE JAY(ジェイのように生きろ)」という言葉とともに語り継がれています。『マーヴェリックス/波に魅せられた男たち』は、ジェイ・モリアティと、その師として彼を導いたベテランサーファー、フロスティ・ヘッソン(ジェラルド・バトラー)の親子以上に心を通わせた男と男の絆、そして彼らが挑んだマーヴェリックス──カリフォルニア北部に現れる高さ10メートルに及ぶ世界最大級の大波を圧倒的な迫力で描いています。
もちろん、ジェイがサーフィンの特訓を受けるサンタクルーズも、マーヴェリックスが現れるハーフムーンベイも実在する場所。ハーフムーンベイは、サンタクルーズから北へ車で約1時間、サンフランシスコからだと南へ約1時間のところにある街です。映画の中では、ハーフムーンベイに向かうフロスティの車にジェイがこっそりと乗り込み、初めて巨大な波マーヴェリックスを見るというシーンがあります。ジェイが徐々にサーフィンに魅了されていく目線を通して、サーフィンを経験したことのない人でもサーフィンって素晴らしいスポーツなんだ! と、魅了される。サンタクルーズやハーフムーンベイに行って大波に挑むサーファーの姿をこの目で見てみたい! 大波がいったいどれほどのものなのか見てみたい! どうしようもないほどの好奇心に駆られてしまうんです。サンタクルーズのあるモントレー湾には、サンタクルーズビーチボードウォークという海辺の遊園地もありますが、ただ波を見に行く、スクリーンいっぱいに広がっていた美しい海岸を見に行く、ジェイとフロスティが車を走らせたように、サンタクルーズとハーフムーンベイの海岸沿いをドライブしてみる、そんな旅もたまにはいいかもしれないですね。
また、映画の中に登場する「LIVE LIKE JAY」という文字がペイントされたスポットも、もともと地元にあるもの。ジェイのような純粋さや無私の精神を持って生きたいと、サンタクルーズの街の人々が大切にしている場所です。
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