池松壮亮×夏菜&『桐島』吉田大八×本谷有希子…豪華Wタッグで舞台決定!
夏菜と池松壮亮を主演に、映画『桐島、部活やめるってよ』で2013年の日本アカデミー賞「最優秀作品賞」を受賞した吉田大八監督が、本谷有希子の小説「ぬるい毒」を原作とした舞台で、初めて脚本・演出を手がけることが明らかとなった。
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NHK連続ドラマ「純と愛」で一躍注目を浴び、本作で舞台が2度目となる夏菜と、今、『横道世之介』、妻夫木聡と共演する『ぼくたちの家族』など話題作への出演が相次ぎ、実力派として脚光を浴びる池松壮亮の共演の初タッグとなる本作。
原作は、「乱暴と待機」や「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」が映画化もされた劇作家・本谷さんの同名小説。同級生と偽り電話をかけてきた向伊(池松さん)と、その嘘に付き合いながらも魅了されていく少女・熊田(夏菜さん)の2人の5年間を描いた物語だ。
原作者の本谷さんと吉田監督は、2007年の『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』での初タッグ以来6年ぶりとなり、今回は本谷さんのフィールドである舞台で再タッグを組むことになった。「劇団、本谷有希子」の番外公演として実現したこの特別カード。まさに映画界から舞台の世界に殴り込みをかける勢いだ。
本作について、夏菜さんは「この妖艶な本をどうやったら面白く表現できるかな、と不安と楽しみでいっぱいです。また新しい夏菜を見せられるのではないかと思っています」と語り、池松さんに対しても「負けないように頑張ります!」とライバル心を覗かせる。
これまで好青年役が多かった池松さんも、嘘つきで誠意のない男を演じることで新しい顔を見せられることを楽しみにしているよう。また、吉田監督との仕事は念願だったそうで、「とんでもなく奇妙なものが始まりそうだとワクワクしています。人生2度目の舞台に挑もうと覚悟を決めました。“池松、また舞台やるってよ”」と、吉田監督作品にかけた言葉で意気込みを語っている。
吉田監督は「激痛に耐えて、罠ごと引きずり回す勢いでみんな地獄へ道連れです」と話すが、本谷さんは「『舞台化不可能な小説。考え直してもらいたい』と何度も説得しました。この小説を魅力的な舞台にされては困ります!」と吉田監督に嫉妬を込めたコメントを寄せている。
タイトル「ぬるい毒」の名に反して、早くもキャスト・スタッフともに熱気ほとばしっている様子の本作。どんな演出で観客を痺れさせてくれるのか、今から期待が集まる。
舞台「ぬるい毒」は紀伊國屋ホールにて9月13日(金)~9月26日(木)上演。
《シネマカフェ編集部》
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