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水谷豊、妻・伊藤蘭との共演は「次は古希のお祝いで」

映画『少年H』の完成披露記者会見が7月10日(水)、都内で行われ、主演の水谷豊を始め、水谷さんの妻で30年ぶりにしかも夫婦役で水谷さんとの共演を果たした伊藤蘭、吉岡竜輝、花田優里音、小栗旬、國村隼…

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水谷豊&伊藤蘭&吉岡竜輝&花田優里音&小栗旬&國村隼&岸部一徳/『少年H』完成披露記者会見
水谷豊&伊藤蘭&吉岡竜輝&花田優里音&小栗旬&國村隼&岸部一徳/『少年H』完成披露記者会見 全 16 枚
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映画『少年H』の完成披露記者会見が7月10日(水)、都内で行われ、主演の水谷豊を始め、水谷さんの妻で30年ぶりにしかも夫婦役で水谷さんとの共演を果たした伊藤蘭、吉岡竜輝、花田優里音、小栗旬、國村隼、岸部一徳、降旗康男監督が出席した。

累計発行部数340万部を超える妹尾河童の自伝的小説を映画化。昭和初期から戦中、戦後にかけての神戸を舞台に、両親の惜しみない愛を受け、純粋な視点で世の中を見つめる“少年H”の成長、時代に翻弄される一家の姿を描く。

水谷さんは大ベストセラーを映像化することで、原作ファンや妹尾さんをガッカリさせるのではないかと「一抹の不安があった」と明かすが、完成した映画を妹尾さんが隣で観て、観終わったときに「妹尾さんから『ありがとう。素晴らしい!』と言っていただき本当にホッとしました」と明かす。

“30年ぶりの夫婦共演”ということが大きな話題となっているが、水谷さんは「初めて(完成した映画を)観たとき、夫婦であることを忘れていました(笑)。僕の理想としては、観る前は『あの2人、夫婦なんだよね』と言っていて、観ている間はそれを忘れていただき、観終わってまた『あの2人夫婦なんだよね』と思い出していただけると良いなと思っています」とユーモアたっぷりに語る。

蘭さんは“還暦のお祝い”として水谷さんからこの役をオファーされたというが、「逆境の中にいる家族、日本人ですが、女性として母として明るさを失わない、逞しく楽観的な女性像に巡り合えました。声をかけてくださった水谷豊さんに感謝しています」とニッコリ。水谷さんは「次は古希のお祝いになると思います(笑)」と返すなど仲睦まじい様子を覗わせた。

ちなみに「世の中のことをあまり知らない」という國村さんは、撮影に入ってしばらくするまで水谷さんと蘭さんがプライベートでも夫婦であることを知らなかったとか。2人の30年ぶりの共演が大きな話題となっていることについて、スタッフに「なぜ?」と尋ねたそうで、「『それ、マジで聞いてますか?』と大笑いされました。お恥ずかしい…」と驚きのエピソードを告白。会場は笑いに包まれた。

降旗監督は“H”の一家を中心に人々の生活に暗い影を落としていく戦争を描き出すが、「戦争を知らない世代には、70年前にこういう戦争があったということ、戦争は突然ではなくじわじわと忍び寄ってくるものだと知ってほしい」と訴える。終戦の1年前、監督が10歳だった頃、日本の敗戦を予見し「日本は負けるから、戦争に志願なんかしちゃいけない」と言ってくれた先生がいたそうで、「その姿が水谷さんが演じた父親とカブりました。もう亡くなられていますが、恩返しのつもりでこの映画を作りました」と映画に込めた強い思いを明らかにした。

『少年H』は8月10日(土)より全国東宝系にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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