ベン・アフレック&オルガ・キュリレンコが語る テレンス・マリックの演出法…台本がない
鬼才テレンス・マリックがメガホンを握り、昨年ヴェネチア映画祭コンペティションに出品され話題を呼んだ『トゥ・ザ・ワンダー』。
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エンジニアのニール(ベン・アフレック)は、フランスのモン・サン・ミッシェルを旅行中にシングルマザーのマリーナ(オルガ・キュリレンコ)と恋に落ちる。しかし米・オクラホマで一緒に暮らし出すと2人の心は次第に離れ離れに。そんな中、ニールは学生時代の友人ジェーン(レイチェル・マクアダムス)と再会し、彼女に安らぎを求めるようになる……。
本作は、約40年間もの監督人生の中でわずか6本と寡作にもかかわらず、多くのスターから出演を熱望されるテレンス・マリック監督の最新作。愛がいかにして人生を変え、破壊し、再構築していくかを探求していく愛の物語だ。
公の場に出ることを嫌い、謎の多い監督として知られる一方、圧倒的な映像美で世界中を魅了しているマリック監督と、以前から知人であるベンは「この映画だけは断れなかった」と家族との休暇をとりやめ、本作に参加したことを告白。
また、レイチェルも「普通の映画と違ったわ」と、台本のない監督独自の方法で撮影が行われた本作について笑顔で振り返った。
「監督は私の役についてたくさん説明をしてくれることで、少しずつその人物が、私の中で生きてきたの」と語るのは、オルガ。「『アンナ・カレーニナ』など、こんな分厚い本を読むように言われた」と、監督から役作りの指示があったことを明かした。
さらに、愛に苦悩するマリーナに救いの手を差し伸べるクインターナ牧師を演じたハビエル・バルデムも、監督から行動パターンを細かく指示され「マザー・テレサのドキュメンタリーを見た」という。
彼らのインタビューから、役の基盤づくりに重きをおく監督の姿勢をうかがい知ることができる今回の特別映像。果たして、4人の名俳優たちが監督の演出について、どのような言葉で語ったのか。こちらの映像からぜひチェックしてみて。
『トゥ・ザ・ワンダー』はTOHOシネマズシャンテ、新宿武蔵野館ほか、全国にて公開中。
《text:cinemacafe.net》
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