【MOVIE BLOG】トロントでニューヨークの撮影
夏はどこへやらという具合に、8月に入ってから肌寒さがすっかり増してきたトロント。蒸し暑さがなく快適なものの、暑い夏が短すぎるのはやはり寂しいものですね…
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さて昨日、ビジネス街の近くを歩いていたら、人気リーガルドラマ『SUITS/スーツ』の撮影現場に遭遇しました。人通りの少ないビジネス街付近の小道で撮影セットを見かけることは時々あるのですが、今回はスタッフが着ているTシャツに大きく“SUITS”と書かれているのを見て本作の撮影だと判明。思わず野次馬に紛れ込んでみました。
やり手で一匹狼の弁護士と天才的頭脳を持った男のイケメン2人が偶然にバディを組んでいくという本作。一昨年から全米で放送開始されて以来、人気を集め、現在はシーズン3が絶賛放送中です。ドラマを見ている方ならお分かりだと思いますが、本作の舞台はニューヨーク、マンハッタン。というわけで、撮影が行われていたホテルの前にはニューヨークからやってきた黄色いタクシーが待機。その横を高そうなスーツを着たビジネスマン風のエキストラたちが颯爽と歩いていました。
ちなみに、天才イケメン・マイク役のパトリック・J・アダムスはトロント出身の俳優のひとりで、6月に行われていた「MUCH MUSIC Video Award」に登場した際も女子たちから黄色い歓声を浴びていました。残念ながら撮影現場では彼を見かけられませんでしたが、また次の機会に…とミーハー気分丸出しです。
話は変わりますが、ドラマ以外にも様々な映画の撮影も行われているここトロント。最近では、デヴィッド・クローネンバーグ監督がロブ様ことロバート・パティンソンと2度目のタッグを組んだ『MAP TO THE STARS』(原題)の撮影もここで行われています。また、『SUITS』のようにニューヨークを設定とする場合も多いですが、トロント愛を感じる作品も少なからず。こちらに来てからいくつかそのロケ地を巡りましたが、中でもお気に入りなのがサラ・ポーリー監督×ミシェル・ウィリアムズ主演の『テイク・ディス・ワルツ』で使われていた本屋「Type books」。どのシーンで使われているかはさておき、子ども用の絵本からアート本まで幅広いセレクトが楽しめるこのお店。映画にも登場する大きなウィンドウの可愛いディスプレイを眺めているだけでも魅了されます。
また、エドガー・ライト監督×マイケル・セラ主演の『スコット・ピルグリム VS.邪悪な元カレ集団』でもトロント内のお店が随所に盛り込まれているのですが、そのうちの巨大レコード店「Sonic Boom」も遊び心をくすぐるとても楽しい場所なので、おすすめですよ。
《text:Izumi Kakeya》
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