【予告編】女子陶酔の“憧れ”風景…『カイロ・タイム~異邦人~』
『エイプリルの七面鳥』のパトリシア・クラークソンと『ミラル』などで知られるアレクサンダー・シディグが共演を果たした、大人のラブストーリー『カイロ・タイム~異邦人~』の予告編が公開。これに併せ、現在、混沌の只中にある…
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舞台となるのは、エジプト・カイロ。夫とバカンスを過ごすためにやって来たカナダ人のジュリエットと、夫の警備担当だったエジプト人のタレク。夫の到着が遅れると知り、現地に詳しいタレクのエスコートで街を歩くジュリエットだったが、次第に2人の心には恋の火が灯り始め…。悠久の都・カイロという街の魅力と共に、儚く切ない恋の物語が展開する本作。
今回シネマカフェに寄せられたナッダ監督のコメントには、「シリア人の父とパレスチナ人の母の間に生まれた私は、幼い頃から常々、カイロという街の美しさや素晴らしさについて聞かされてきました。エジプトは“中東のハリウッド”ともいえる映画の都でもあり、中東の文化や芸術、音楽の中心地でもあり、私にとって憧れの場所でもありました」とある。
そんな幼き日の憧れを胸にカイロを訪れたナッダ監督は、「あの街の虜」になったよう。「私はこの映画『カイロ・タイム~異邦人~』で、カイロという街の時代を超越した、まるで魔法のような街の魅力をフィルムに収めたいと思いました」ときっかけを明かしてくれた。
しかし、現在エジプトは騒乱の真っ只中…それ以前にロケが行われていた本作には、まさに“魔法のような”映像としてフィルムに焼き付けられている。ナッダ監督は、いまの状況をこんな言葉で語る。「アラブの春とその後の騒乱でエジプト、そしてカイロは現在とても困難な状態にありますが、長い歴史を経てきたこの国と街の素晴らしさが変わることがないことを願わずにはいられませんし、必ずや事態が解決し、いい方向に向かうことを信じています」。
そんな彼女の“憧れ”と“願い”が込められた『カイロ・タイム~異邦人~』。二度と見ることが叶わなくなってしまうかもしれないこの景色を、スクリーンを通して“旅”してみてはいかがだろうか?
『カイロ・タイム~異邦人~』は、10月12日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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