【雅子BLOG】日曜日、TIFF4日目
おはようございます。昨日は朝から降る冷たい雨に冬が訪れたかのように寒く、早くもタートルを着てしまいました…。雨にも負けず、寒さにも負けず、TIFF4日目…
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『エンプティ・アワーズ』は予告編を観ただけで引き込まれた作品で、観るのをとても楽しみにしていました。グランプリ候補の1本なのでは? と勝手に思う。メキシコ、フランス、スペイン合作映画で、アーロン・フェルナンデス監督の長編2作目。国道沿いのモーテルを舞台に、ある束の間を繊細に、丁寧に、優しく、温い微風が肌に触れたような…何とも言えない余韻がじわじわと残りました。良かった! Q&Aに登壇した監督は、長身の永遠の文学少年といった趣きで納得。訥々と質問に応えるところも微笑ましかった。日本でも公開になって、多くの人に観てもらいたい。監督の今後にも注目です。
サクッと夕食を挟んで、2本目はフランス映画。お馴染みマチュー・アマルリック主演の、『ラヴ・イズ・パーフェクト・クライム』。アルノーとジャン=マリーのラリュー兄弟のコンビ監督。フィリップ・ディジャンの小説の映画化で、大自然が広がるスイスの雪山を舞台にした犯罪映画、にラブストーリーでもある面白さ。所々に絶妙なユーモアを織り込め、美しい雪山ももちろん見所のひとつ。愛は完全犯罪か? という普遍的なテーマを大自然の中に放り込むように問いてくれる、非常に完成度の高い作品でした。きっと公開されるんじゃないかな。雪の中の瀟洒なシャレも素敵で、何より透き通る空気感、真っ青な空と輝くような雪の白。友人のフランス人曰く、この青空と雪の白は永遠のロマンなんだそう(ホントか?)。上映後は、アマルリックが登壇! シャイな風貌は変わらず、どんどん若々しくなっている!
さて、今日もこれからヒルズへGO!
《text:Masako》
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