あの人も復活? 『SPEC』完結編は死んだはずのメンバーもズラリ!
映画SPEC ~結(クローズ)~漸(ゼン)ノ篇~』完成披露試写会が10月21日(月)に開催されたが、上映前の舞台挨拶には戸田恵梨香、加瀬亮の主演2人に加え…
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“スペック”と呼ばれる様々な特殊能力を持つ者たちの戦いを描く本作だが、まさにこの特殊能力によって死んだはずの人間が再登場するということはこれまでにも多々あった。
「時を止める」という最強のスペックを持ち、連続ドラマで主人公の当麻(戸田さん)&瀬文(加瀬さん)の前に立ちはだかったニノマエ(神木さん)はその代表的存在。連続ドラマの最後で死に至るものの、当麻が持つ“死んだスペックホルダー(=スペックを持つ者)を呼び戻す”というスペックやクローンといった形で連続ドラマ後のSPドラマや劇場版にも登場してきた。この日の舞台挨拶に神木さんが姿を現したということは何らかの形で2部構成の最終章「漸ノ篇」もしくは「爻(コウ)ノ篇」に出演しているとみられるが、詳細は不明だ。
それ以外の登場人物たちに関しても現時点で、どうして再び登場するのか? どのように登場するのか――過去のシリーズように当麻のスペックによるのか? それともクローンか? はたまた別の能力によるものか?――などは現時点で一切不明。それでもこの“復活劇”に連続ドラマからのファンはもちろん、演じた当人たちも大喜びだ。
触れた物や人の記憶を見ることができるスペックを持つ美鈴役の福田沙紀は、前作の劇場版で殺されたはずの美鈴の再登場に「もう出られないと思っていたのにまだ出させていただいて嬉しい」と満面の笑み。
人の心を読む能力者サトリ役の真野恵理菜は連続ドラマ終了後に堤監督にサトリの生死を尋ねたところ「生きてるんじゃない?」と言われたそうで「また出られる! と期待するも、SPドラマの冒頭でサトリは“スペックホルダー狩り”の犠牲者となってあっけなく死亡。それが今回、完結編での復活となり、どのような活躍を見せるのか注目が集まる。
スペックホルダーではないが、栗山千明が演じる、瀬文の元カノの青池里子は前作の劇場版で戦いのさなかにかなり深く傷つけられていたが本作にも出演。栗山さんは「生きてたんだ(笑)!」と率直な喜びの言葉を漏らす。
SPドラマで登場し、その最後でマダム陽&マダム陰により“フリーズドライ”されて死んだはずの北村一輝演じる刑事・吉川(きっかわ)もまさかの蘇生? スペックホルダーではない彼がなぜ生き返っているのか…? 謎は深まるばかり。
そして復活と言えばこの人! 連続ドラマで当初、当麻に想いを寄せる大学生として登場したが、実は記憶を操るスペックホルダーであり連続ドラマの“ラスボス”的存在だったが、最後に撃退され死んだはずの地居を演じた城田優もこの日の舞台挨拶に来場。当麻に偏執とも言える思いを持っているキャラクターだが、そう紹介されると「どうも変態です(笑)。ほかのみなさんのキャラクターは紹介されると『キャーッ!』っとなるのに、僕は笑いが起きる。僕もここにいるのは場違いだと思ってます(苦笑)」と自嘲気味に語る。そして「(劇場版の)『~天~』を指をくわえて『紗綾(=当麻)、紗綾…』と見ていて、もう一度会いたいなと思ってました」と当麻への変わらぬ愛を告白。そして、最後の最後での復活劇に「必ず最後に愛は勝つと証明できたと思います!」と胸を張り、会場は温かい(?)拍手に包まれていた。
なお、この日登壇しなかった俳優陣でも、公式サイトなどで田中哲司、安田顕、浅野ゆう子らの名前が上がっており、何らかの形で彼らも出演する模様。堤幸彦監督は、後編に当たる「爻ノ篇」に関して「まだ全然、出来てない!」と現在鋭意制作中であることを明かしたが、連ドラからのファンには嬉しい懐かしのキャスト陣を迎え、どのように仕上がるのか楽しみだ。
『SPEC ~結~漸ノ篇~』は11月1日(金)より、『爻ノ篇』は11月29日(金)より公開。また10月23日(水)21:00より連続ドラマよりも以前のエピソードとなる「SPEC~零から」をTBS系にて放送。
《シネマカフェ編集部》
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