サンドラ・ブロック来日! ジョージ・クルーニーとの共演は「最悪だったわ(笑)」
サンドラ・ブロックがアカデミー賞有力と言われる主演映画『ゼロ・グラビティ』を携えて来日。アルフォンソ・キュアロン監督と共に12月4日(水)、記者会見に臨んだ。
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すでに全世界で60億ドルを超える興行収入を記録し、高い鑑賞後の満足度と共に話題を呼んでいる本作。共演にはジョージ・クルーニーを迎え、無重力空間に投げ出された宇宙飛行士のサバイバルを圧巻の映像で描き出す。
真っ赤なドレスで登場したサンドラは「日本に来たばかりで寝ていないので、みんな、私の顔よりもドレスに目が行くように赤にしたの」と微笑む。『イルマーレ』以来、7年ぶりの来日となるが「(プロモーションの)長い旅の最終到着点がここ日本になります。この作品を誇りに思っています」と言葉に力を込める。
映画の中では宇宙空間で全てから切り離されて孤独の中で生還を試みるが、撮影に関しても「クレイジーな監督とプロデューサーが、常に私を孤独な状態に置こうとしていたわ」とイタズラっぽく笑いつつ、「でも、この映画を作る上でそれは完璧なプロセスだったと思う」と語った。
サンドラ自身、2度目のオスカー(主演女優賞)への期待も高まるが「ありえないわよ」と小さく漏らし、「この作品で一生に一度と言えるような素晴らしい体験をさせてもらえたわ。このチャンスを与えられたというだけで、私にとっては賞をもらったのと同じことだわ」と語る。
劇中、例えばサンドラ演じるライアンの姿勢がまるで母体の中の胎児を思わせるなど、様々な隠喩が散りばめられているが、いくつかのシーンに関してキュアロン監督は「サンドラ自身がアイディアを出して、我々が後から加えたものもあるんだ」と明かした。
また宇宙服を着ての演技ということで、内面や感情を表現するにも動きを制限され、声や表情のみという難しさもあったが「普段、コメディをやるときも私は全身を使って表現するけど、そうした全てができないの(苦笑)! フラストレーションが溜まったわ。私は、実際に感情を感じ、全てが本当に起きていることとして実感しなくては演じられないタイプ。そんな中で『さぁ、いい顔が撮れたでしょ!』と思ったら、監督から無線で『サンディ…もう1回いいかな?』なんて来たりするの(苦笑)! でも全て勉強になったわ」とふり返った。
長年、友人関係にあるクルーニーとは映画では初共演となったが、感想を尋ねると「Terrible!(サイアクだったわ!)」と吐き捨て笑いを誘う。「ホントのことを言った方がいいでしょ(笑)? みなさんが信じてきた彼のイメージは全てウソで、イジワルで遅刻グセがあってと言いたいところだけど…メディアの前であまり変なこと言うと、ジョージに『君、何言ったんだい?』って怒られそうね。実際は彼が部屋に入ってくるだけで輝いていて、魅力的なの。それにあんなに働く人はいないわ。1週間のうちの7日間24時間休むことなく仕事してる感じで、休んでいるところを見たことがないくらい。本当はこんないいことを言いたくないんだけど…素晴らしい人よ」とユーモアたっぷりに語ってくれた。
『ゼロ・グラビティ』は12月13日(金)より全国にて3D/2Dで同時公開。
《シネマカフェ編集部》
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