ジュディ・デンチが“大阪のおばちゃん”に!? 抜群の親近感…『あなたを抱きしめる日まで』
『007』シリーズの“M”役、『Queen Victoria 至上の恋』のヴィクトリア女王役などで知られ、 “デイム”
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本作は、第34回ロンドン映画批評家協会賞で「英国映画賞」「主演女優賞」などでノミネートされ、先のゴールデン・グローブ賞では「作品賞(ドラマ部門)」「脚本賞」「主演女優賞(ドラマ部門)」にもノミネート。
ジュディ自身7度目となるアカデミー賞へのノミネートも確実と予想されているが、先日、全米女性批評家協会賞において「最優秀女性映画賞」「女優賞」「ベスト女性像」を受賞。特にシニアを元気にさせる映画として、多くの女性の支持を受けている。
50年前、10代で未婚のまま産んだ息子と生き別れたフィロミナ(ジュディ・デンチ)。そんな母の秘密を打ち明けられた娘・ジェーンは、BBCをクビになったジャーナリストのマーティン(スティーヴ・クーガン)に話を持ちかける。
愛する息子にひと目会うため、イギリスからアメリカに渡ったごく普通の主婦と、その話を記事にして再起をかける元エリート記者。まるで、“おばあちゃん版『最強のふたり』”は、全米のみならず世界的にも高い評価を受けている。
全米女性批評家協会賞は2004年からスタートし、今年で10回目。男性が多い映画批評家の世界の中で、男性とは異なる女性独自の視点を届けることを目標に掲げている。
本作の受賞の理由として、協会では「10代の未婚のまま妊娠し出産し、修道院にその子どもを引き裂かれ、50年もの間、生き別れた息子を捜しているというとてもディープな設定の主人公・フィロミナを、とてもユーモラスでチャーミングな女性として演じたジュディ・デンチに功績を与えたいと思います。歳を重ねても前向きに生きる姿は、多くの女性にとっての勇気と希望になります」と発表している。
これに対し、ジュディは「本物のフィロミナに出会ったとき、彼女はそんな辛い過去を感じさせないほど、楽しい人でとても生き生きしていたわ。私たちはすぐ仲良くなったの。ユーモアのセンスが一緒だったから、それをそのまま役に投影させたわ」と、フィロミナ本人との出会いをふり返る。
「まるで“大阪のおばちゃん”のような人間味あふれるユーモア、温かみが、きっとスクリーンからも伝わるはずよ。旅行の移動で飴玉をあげるシーンなんてとてもリアルよね(笑)」と、初めてともいえる役柄への手応えを語り、さらに「今回は、いままでの役どころと違って、とても親しみのある女性を演じられて嬉しいわ」と賛辞に応えた。
1988年にイギリス王室から「デイム」の称号を授与されたジュディ・デンチ。日本では、映像・演劇において優れた人物に贈られる「高松宮殿下記念世界文化賞」を授与し、ヴィクトリア女王やエリザベス一世など格式高い役がはまる、誇り高きイギリスの名女優だ。
そんなジュディが、「飴ちゃん、いるか?」のチャーミングな“大阪のおばちゃん”に変身しているなんて! 本作の日本公開が、ますます待ちきれない。
『あなたを抱きしめる日まで』は2014年3月15日(土)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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