【MOVIEブログ】1月22日/東京からロッテルダムへ
なんと新年初ブログ!どうにもいかんですね。これからガシカシ書こう。というわけで、いきなり出張です。毎年恒例、もうかれこれ10年近く続くルーティンで、ロッテルダム映画祭…
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というわけで、いきなり出張です。毎年恒例、もうかれこれ10年近く続くルーティンで、ロッテルダム映画祭からベルリン映画祭へと至る、長期新春欧州出張。今年を乗り切る映画体力を付けるため、と言ったらカッコ付け過ぎだけど、僕にとってのスプリング・キャンプという感じで、ともかく朝から晩まで映画漬けになって今年も映画と心中するぞ、という気合い入れ合宿であります。
今年は日常の業務でも1月早々からやけに忙しく、職場を長期で離れるのが後ろ髪をひかれる思い。2月と3月にいくつか重要なイベントがあるので、気が抜けない。ミーティングを重ねて、日本に残る同僚に迷惑を省みずに後を託し、22日の水曜朝、バタバタと成田へ。
出国のイミグレーションが、ごった返すほどの長蛇の列。列が全く進まない。どうやら、システムトラブル? やはり、システムはこわい…。
少々遅れて、アムステルダム行きのKLM便に無事搭乗。機内で、まずはロッテルダムのラインアップを研究。とにかく本数が多いので、全体像を把握するだけでも大変だ。今年はどのくらい見られるだろうか?
続けて、今年気になる外国映画の新作情報の資料を精読。が、このあたりからビールを飲み始め、段々と集中力が散漫になってくる…。
食事が来たので、「フレンズ」を見ながら、ゲラゲラ(僕は古くてしつこい人間なので、いつまでたっても「フレンズ」が好きなのだ)。
食後のコーヒーとともにウィスキーを勧めてきたので(これは今まで無かったサービス?)、もちろん頂きますということで、ちびちびと舐めながら資料精読の続き。
普段機内で映画は見ないのだけど、機内のラインアップに『ラブ・アクチュアリー』があったので、もちろん見ることにする。175回目くらいだけど、相変わらず号泣の連続で、いやはやもう、まったく。
あまり眠くならないので、パソコン開いて、内容に乏しいブログをここまで書いてから、少し眠る努力をしてみる。
1時間くらい寝たかな。すぐに目覚めてしまったので、立川生志(敬称略、以下同)による「ひとりブタ 談志と生きた二十五年」(河出書房新社)をイッキ読み。これは素晴らしい。立川談春の名著「赤めだか」に匹敵する素晴らしさ。立川談志死去後、談志を巡るたくさんの本が出て、そのほとんどを僕は読んでいるけど、本著はその中でも出色の一冊だ。きれいごとだけでは済まない、しかし究極の愛とも呼べるような師弟関係がリアルな本音で綴られていて、とても感動する! 生志と兄弟子である志の輔との絆の下りに落涙。
本で集中できたからか、あまり長さを苦痛とすることなく、11時間のフライトが終了し、アムステルダムのスキポール空港着。電車を乗り継いで、ロッテルダムへ。
毎年来ているので、つい先週にでも来たかのような感じ。映画祭事務局に寄って、業界パスをピックアップしてから、ようやく定宿に到着。オランダの寒さは普通で、少し前の東京の方がよっぽど寒かったな。これからどうなるだろう?
ホテルの近所のスーパーで買い物して、少しメールに返信して、ブログの最後を書いていると、もう眠くて限界。23時まで粘ったので、もう寝てもいいかな。というわけで、そろそろダウン。さあ、いよいよ明日から、キャンプ開始!
《矢田部吉彦》
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