松山ケンイチ主演作『春を背負って』主題歌に山崎まさよし…テーマは“自分の居場所”
松山ケンイチを始め蒼井優、豊川悦司らをメインキャストに、『八甲田山』『鉄道員(ぽっぽや)』など名作と讃えられる日本映画の数々で撮影を手がけてきた名キャメラマン・木村大作がメガホンを握る映画『春を背負って』。
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本作は、標高3,000mの立山連峰に立つ“菫(すみれ)小屋”を舞台に描かれる父と子、そして“家族”の物語。主演は幅広い世代に支持されている俳優・松山ケンイチ、共演には蒼井優、豊川悦司、小林薫、檀ふみなど、若手からベテランまで、日本映画を代表する演技派が名を連ねる。
「山を撮るなら立山連峰しかない。360度どこを切り取っても画になる」という信念のもと、原作の舞台である奥秩父から原作者の了解を得て舞台を立山連峰へ変更。4月から幾度も標高3,000メートル超えに建つ菫小屋へと登頂し、延べ60日間にもわたる過酷な撮影が行われた。
そんな本作で主題歌を担当するととなった、山崎まさよし。今年デビュー20周年という記念すべき年をスタートさせる、その第一弾作品として、本作の主題歌「心の手紙」を発表することとなった。
映画を観て曲作りに入ったという山崎さんは、「息子が父に向けて書いた手紙のようになればという想いを込めた」という通り、映画本編同様“自分の居場所”をテーマとするバラード曲に仕上げている。
山崎さんは、「この映画を観ていてすごく印象を受けたのは、山そのものが先に逝った父親の残した財産であり、遺書であるということ。主題歌『心の手紙』は、息子が父に向けて書いた手紙のようになればという想いからこのような歌になりました。先立った人の意思をゆっくり受け継いで生きていけば、おのずと自分の“居場所”というのが見つかる気がしました」とコメントを寄せている。
そんな山崎さん渾身の楽曲を聞いた松山さんは、「山崎さんが撮影現場に一緒にいらっしゃったと思える様な楽曲で心に沁みました」と感動。木村監督も「エンドロールには立山の美しい自然と四季が描かれていますが、その画に詞も見事に調和した素晴らしい曲」と大絶賛を贈っている。
『春を背負って』は6月14日(土)より全国東宝系にて公開。
■ 「心の手紙」歌詞 ■
作詞・作曲・編曲:山崎まさよし
拝啓 この場所からもう何度目の手紙になるのでしょうか
花を揺らす風が季節の移ろいを知らせている
相変わらず何もかもが望みどおりにいかないけれど
少しはあの時より強くなれてますか?
空にかかげた夢は雲のように
流れ去ってしまうけれど
一歩ずつ踏みしめれば
あなたの心に近づいていく
どんなにささやかでも手に入れた温もりが大切だから
凍えそうな夜にそっと抱き寄せて
今もこの足跡を隠すように
日々は降り積もっていくけれど
朝の光浴びれば
あなたの心に触れたような気がする
空にかかげた夢は雲のように
どこかに行ってしまったけれど
この場所を踏みしめれば
あなたの心が解ったような気がする
《シネマカフェ編集部》
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