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高良健吾×鈴木京香が初共演! 行定勲が再び吉田修一の世界を描く…ドラマ「平成猿蟹合戦図」

「悪人」や「パレード」などで知られる吉田修一の同名小説を、行定勲が監督を務め、高良健吾と鈴木京香が初共演を果たす連続ドラマ「平成猿蟹合戦図」がWOWOWで今年、放送されることが決定!

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高良健吾×鈴木京香/WOWOW 連続ドラマW「平成猿蟹合戦図」
高良健吾×鈴木京香/WOWOW 連続ドラマW「平成猿蟹合戦図」 全 2 枚
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「悪人」や「パレード」などで知られる吉田修一の同名小説を、行定勲が監督を務め、高良健吾と鈴木京香が初共演を果たす連続ドラマ「平成猿蟹合戦図」がWOWOWで今年、放送されることが決定! このほど主演の2人、さらに行定監督からのコメントが到着した。

物語のきっかけは、東京・歌舞伎町で起きたひき逃げ事件。目撃したバーテンダー・浜本純平(高良健吾)は逮捕された男と現場にいた男が別の人物だと気づく。どうやら真犯人は世界的チェロ奏者の湊圭司で、兄が罪をかぶっているよう。

純平は一攫千金を狙って弟分のホスト・朋生と一緒に湊をゆすることにしたが、そこへ立ちはだかったのが湊の敏腕マネージャー・園夕子(鈴木京香)。その存在感に圧倒された純平はあっさり降参してしまう。一方で、夕子も、どこか憎めずみんなから愛されている純平のキャラクターに興味を持つ。やがて夕子の宿敵たる巨悪が姿を現わし…。

まったく別の世界で生きてきた2人の意図せぬ出会いから、湊、朋生を追って上京したホステス・美月、純平が働く韓国クラブのママ・美姫、その恋人で元ヤクザの高坂、湊の姪の美大生・友香ら、周囲の人間たちを巻き込んで、日本を揺るがす大騒動へと事態は転がっていき――。

心優しき普通の人々が、少しの勇気と信じる力で、日本の未来を変える“戦い”に挑んでいく姿を描いた本作。今回の役柄について、夕子を演じる鈴木さんは「同じ働く女性として身近に感じています。有能であり軽妙であり、一方で重々しさ、貫禄、そして“おばちゃん”の面もある」とコメントを寄せる。

そんな鈴木さんに、「これから夕子と純平の関係を作っていくのが楽しみで仕方ありません。役と同様に胸を借りるつもりです」と意気込む純平役の高良さん。さらに、「吉田修一さんも行定勲さんも、この世界に入る前から知っていて、触れていた」といい、「不思議なんです。何がどうなるか分かんないです。そんな平成猿蟹合戦図でもある。がんばるしかないです」と期待と不安の胸の内を明かす。

逆に、そんな高良さんと共演した鈴木さんはこんな感想をもったのだとか。「現場でお会いして本当に一生懸命に役に取り組む方だな、と思いました。彼を盛り立てたいと人が自然に集ってくる、今回の役柄とピッタリですね」と語っている。

またキャスト以外にも、吉田修一作品「パレード」を映画化したこともある行定監督が、今回は連続ドラマでの挑戦となるのも見どころの一つだ。行定監督は今回の映像化について、こんな言葉で語っている。

「ある一つの憎しみから始まるこの物語は、まるで玉突き事故のように人々の運命を変えて行く。歌舞伎町のバーテンダーがある音楽家のマネージャーと出会うことで国政選挙に出ることになるという、数奇な運命に弄ばれ結ばれて行く人間たちの絆を描いた吉田修一氏のユニークな復讐劇を読んで、私はすぐに映画化を考えましたが、登場人物の魅力のすべてを2時間に押し込むことは不可能だと感じました。そこで、私にとって初めての連続ドラマという形態に挑戦しようと思ったのです。兼ねてからご一緒したいと思っていた鈴木京香さんや高良健吾さん、ほかにも豪華な出演者を得て、転がり続ける主人公たちの予測不能な展開を飽きることなく楽しんで観て頂ける作品になると思っています」。

果たして、どんな奇想天外な作品に仕上がるのだろうか?

連続ドラマW「平成猿蟹合戦図」はWOWOWにて放送予定(※放送日未定)。

《シネマカフェ編集部》

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