【全米興行収入ランキング】『LEGO(R) ムービー』が初登場1位！ジョージ・クルーニー監督・主演作も上位に

2月7日から9日の週末全米映画興行成績は、世界的に人気の玩具“レゴブロック”を使って描くコンピュータ・3Dアニメーション『LEGO(R) ムービー』が、興収6,911万ドル（約71億円）という驚異の数字で、初登場1位に輝いた。

これまでも『スター・ウォーズ』や『バットマン』とのコラボでレゴ・ワールドを舞台としたアニメ作品の実績を着実に積んできた同シリーズが、満を持してのスクリーン初進出となり、いきなり2月公開作品の歴代2位、さらには続編ものを除いた全アニメ作品の中でも史上4位という興行収入をたたき出し、デビューを飾ることに成功した。

ストーリーは、すべてがレゴでできた世界を舞台に、ある日突然、勘違いで世界を救う大役を任されてしまった平凡なミニフィギュアの青年エメットが、スーパーマン、バットマンらスーパーヒーローの助けを借りながら巨大な悪に立ち向かっていく姿をコミカルに描くというもの。

声優陣も豪華でエメットにクリス・プラット、ほかモーガン・フリーマン、リーアム・ニーソン、ジョナ・ヒル、チャニング・テイタムらが出演している。ファミリー層のみならず、文字通り大人から子どもまで楽しめる幅広い客層を捉えた同作、この先も息の長いチャート・アクションが期待されている。

第二次世界大戦時の実話を基に描くジョージ・クルーニー監督・主演サスペンス・ドラマ『ミケランジェロ・プロジェクト』は2位に初登場ランクイン。第二次大戦時にヒトラーによって重要な美術品や文化財が破壊される前に奪還を試みるために結成された実在の特殊部隊“モニュメンツ・メン”の活躍を描き出したベストセラー・ノンフィクション「ナチ略奪美術品を救え─特殊部隊「モニュメンツ・メン」の戦争」をマット・デイモン、ビル・マーレイ、ジョン・グッドマンをはじめとする豪華キャストで映画化。1位に大きく水を開けられてしまったものの、これまでに5本製作されたジョージ・クルーニー監督作の中では最高のオープニング成績を記録。

前週まで3週連続首位のバディ映画『Ride Along』は3位に後退したが1億ドル(103億円）を突破。そして、ヴァンパイアたちが学ぶ学園を舞台にしたリシェル・ミードのベストセラー・ヤング・アダルト小説シリーズを映画化した青春ファンタジー『Vampire Academy』は、初登場7位と勢いに乗ることが出来ず、期待を裏切る結果に。

順位は以下の通り。
順位　　タイトル　　興収$　　（累計$）
1．『LEGO(R)ムービー』 69.1M （69.1M）
2. 『ミケランジェロ・プロジェクト』 22.7M (22.7M）
3．『Ride Along』（原題） 9.3M (105.1M）
4．『アナと雪の女王』 6.9M （368.6M）
5．『That Awkward Moment』（原題） 5.5M （16.8M）
6．『ローン・サバイバー』 5.2M (112.5M）
7．『Vampire Academy』（原題） 4.1M （4.1M）
8．『The Nut Job』（原題） 3.8M （55.0M）
9．『エージェント：ライアン』 3.6M （44.4M）
10 『とらわれて夏』3.2M （10.1M）

今週は、ポール・ヴァーホーヴェン監督の名前を一躍世に知らしめた1987年の大ヒットSFアクション『ロボコップ』をリメイクした『ロボコップ』が登場。そのほか、マーク・ヘルプリンの同名ベストセラーをコリン・ファレル主演で映画化したファンタジー・ロマンス『Winter's Tale』（原題）、1981年の大ヒット青春ラブ・ストーリー『エンドレス・ラブ』をアレックス・ペティファー、ガブリエラ・ワイルドというフレッシュなコンビ主演でリメイクした『Endless Love』（原題）も公開される。