スタローンにデ・ニーロ、K・コスナー…いま“レジェンド”と呼びたい男たち
昨日行われた第86回アカデミー賞授賞式で、アンジェリーナ・ジョリーとともに登場し、『ゼロ・グラビティ』アルフォンソ・キュアロンに「監督賞」を手渡し
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また、この日、見事「主演男優賞」を受賞した『ダラス・バイヤーズクラブ』のマシュー・マコノヒー(44)と、惜しくも受賞を逃した『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のレオナルド・ディカプリオ(39)、『それでも夜は明ける』のキウェテル・イジョフォー(36)、『アメリカン・ハッスル』のクリスチャン・ベール(40)と共に「主演男優賞」にノミネートされ会場に座っていたのは、『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』のブルース・ダーン(77)。彼もまた、壇上の俳優たちから称賛を浴びる存在だった。
先日のソチ五輪でも、国内外の選手から尊敬を集め、スキージャンプ界の“レジェンド”と呼ばれる葛西紀明選手が個人で銀メダル、団体で銅メダルを獲得する大活躍を見せたばかりだが、いま映画界にも、彼らのようにその御年を微塵も感じさせない、“レジェンド”と呼びたい男たちの活躍が際立っている。
まずは、現在日本では『エージェント・ライアン』が公開中で、全米では『3 Days to Kill』(原題)が大ヒット中のケヴィン・コスナー(59)。
『ボディガード』で共演した故ホイットニー・ヒューストンの葬儀で「久しぶりに見た」というファンも多かったかもしれないが、TV映画「ハットフィールド&マッコイ:実在した一族VS一族の物語」でエミー賞、ゴールデン・グローブ賞「主演男優賞」をW受賞して再注目され、昨年は『マン・オブ・スティール』で、新生スーパーマンことヘンリー・カヴィル演じるクラーク・ケントを導く育ての父・ジョナサンを好演、その存在感を示した。
ケネス・ブラナーが監督を務めた『エージェント・ライアン』では、新たなジャック・ライアン捜査官となったクリス・パインをリクルートしたCIAの上官役に。リュック・ベッソン製作・脚本、マックGが監督を務める『3 Days to Kill』では主演を務め、ジョニー・デップの婚約者アンバー・ハードと共演し、凄腕ヒットマン役でアクションも披露する。『ダンス・ウィズ・ウルブズ』で一度オスカーを手にしていながら、近年いま一つパッとしなかった彼は、見事“復活”を遂げたレジェンドといえるだろう。
また、“レジェンド”同士のぶつかり合いも見ものだ。4月4日(金)に日本公開される『リベンジ・マッチ』は、シルヴェスター・スタローン(67)とロバート・デ・ニーロ(70)が、なんと永遠のライバル同士のボクサー役でW主演を務め、ドリームマッチを繰り広げる。
映画史にその名を刻む“レジェンド”シリーズ『ロッキー』で主演を演じたスタローンと、マーティン・スコセッシ監督『レイジング・ブル』で実在の人物ジェイク・ラモッタに扮したデ・ニーロ。2人合わせて137歳という大ベテラン名優が、老体にムチ打ちながら(?)トレーニングして体を作り、因縁のライバル関係に決着をつけるべく人生最後のリングに上がるという本作は、そのストーリー設定からしてすでに“レジェンド”の域。
監督は『50回目のファースト・キス』や『ゲット スマート』などコメディの名匠ピーター・シーガル。まさに伝説的な一騎打ちをどう描いているのか、期待が高まるところだ。
そして、アジアが誇るアクションスター、ジャッキー・チェン(59)もまた、4月に還暦を迎えるとは思えないほどのパッションで、ヒットシリーズ『ポリス・ストーリー』の最新作『ポリス・ストーリー/レジェンド』を完成させている。
中国におけるジャッキー主演作としては初日興収の最高記録を樹立し、大ヒットとなった本作でも、ビル屋上からのリアルダイブや本物の格闘技チャンピオンとのデスマッチなど、視覚効果には頼らないガチのアクションは顕在。
「若い者には負けていられない」と言わんばかりの、映画界の“レジェンド”たちのこれからに注目してみて。
『エージェント・ライアン』は全国にて公開中。
『リベンジ・マッチ』は4月4日(金)より全国にて公開。
『ポリス・ストーリー/レジェンド』は初夏、全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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