【特別映像】“ネクスト”ウィル・スミス!? ハリウッド争奪のマイケル・B・ジョーダンに注目
全米7館から1,063館まで拡大公開される異例の大ヒットとなった主演作『フルートベール駅で』で数々の「新人賞」を受賞、現在ハリウッドで“争奪戦”が勃発している新鋭俳優がいる…
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先日のアカデミー賞授賞式では『アナと雪の女王』のクリステン・ベルと共にプレゼンターとしても登場した、マイケル・B・ジョーダンだ。
サンダンス映画祭で「作品賞」と「観客賞」をW受賞するなど賞レースを席巻した本作で、まさに評価と認知度がうなぎのぼりのマイケル本人からインタビュー映像が到着。そして、そんな彼の素顔を製作のフォレスト・ウィテカーやライアン・クーグラー監督らが語る映像も到着した。
本作は、2009年の元旦、無抵抗の黒人青年が警察官に射殺されるという実際に起きた事件を映画化。本作でジョーダンは、事件の被害者となった22歳のオスカー・グラントを等身大ともいえるハマリ役で好演し、観客たちの涙を誘った。
早くからTVシリーズで活躍していたジョーダンだが、映画界で注目されたのが『クロニクル』('12)。主演のデイン・デハーンとともに特別な“パワー”を手に入れ、彼らとつるんでいく学校の人気者を演じていた。
そして、『クロニクル』ジョシュ・トランク監督が挑む、2015年6月全米公開予定の『ファンタスティック・フォー』シリーズのリブート版では、『ラビット・ホール』のマイルズ・テイラー、『スノーピアサー』のジェイミー・ベルらと共にメインキャラのひとり、ヒューマン・トーチ役に抜擢されたばかり。
ジョーダンは、テイラーとはザック・エフロン主演のコメディ『That Awkward Moment』(原題/’14)でも共演しており、ジョン・ヒルコート監督の『Triple Nine』(原題/’15)ではキウェテル・イジョフォー、ケーシー・アフレック、ケイト・ウィンスレットらとも共演する。
また、『ロッキー』シリーズのスピンオフ『Creed』(原題)では、ロッキーの友人でありライバルであったアポロ・クリードの孫を演じることに。シルヴェスター・スタローンが再びロッキー役となり、ジョーダン演じるアポロの孫をボクサーとして育て上げるトレーナーになることが伝えられている。
さらに、ウィル・スミスが出演しないことが明らかになった大ヒット作『インデペンデンス・デイ』の続編(16年7月4日公開予定)でも、同作のローランド・エメリッヒ監督がジョーダンを主演の有力候補に入れているとか。
そのほか、『スター・ウォーズ』シリーズ最新作『Star Wars: Episode VII』(原題)への出演もうわさされるなど、まさに引く手あまた。「VANITY FAIR」誌が選ぶ“2014年のハリウッドの顔”にも、ジョージ・クルーニーやジュリア・ロバーツ、キウェテル・イジョフォー、ジャレッド・レト、ルピタ・ニョンゴら錚々たるメンバーと共に表紙を飾っている。
これまで、主役を張れる若手黒人俳優の枠はなかなかニューフェイスが登場することはなかったが、とうとうマイケルの時代が到来しそうな勢い。“ネクスト”ウィル・スミス、あるいは “ポスト”デンゼル・ワシントンとも称されるほど、いまやハリウッドでは彼の争奪戦が繰り広げられているのだ。
『フルートベール駅で』のクーグラー監督は、ジョーダンを天賦の才能に加えて常に努力をし続ける「一流のアクターだよ」と語り、本作の製作を買って出た『大統領の執事の涙』のフォレスト・ウィテカーも、そんな監督とジョーダンとの関係を「デ・ニーロとスコセッシみたいだ」と例えている。
あまりにも簡単に人の命が奪われる事件が多発するいま、ひとりの人間が生きてきたかけがえのない日々や、命の尊さを改めて突きつける本作。ここから始まる、ジョーダンの活躍に注目してみて。
『フルートベール駅で』は3月21日(金・祝)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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