【予告編】カンヌ受賞のチョン・ドヨン、悲劇の女性を熱演『マルティニークからの祈り』
2007年、『シークレット・サンシャイン』で第60回カンヌ国際映画祭「主演女優賞」に輝き、先日の第67回同映画祭では『ピアノ・レッスン』のジェーン・カンピオン監督のもと、ソフィア・コッポラ監督らとともに審査員
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2004年10月30日。仏・オルリー空港で、1人の韓国人主婦ジョンヨン(チョン・ドヨン)が麻薬密輸容疑で逮捕された。彼女は、ごく平凡な主婦だった。かわいい娘とちょっと頼りないが人のいい夫ジョンペ(コ・ス)を愛し、家族の幸せを願う、どこにでもいる良き母であり、良き妻のはずだった。だが、そんな彼女が、突如味わうことになった、765日間の屈辱と悲劇の生き地獄とは――。
本作の基になったのは、2006年、韓国で放送されたドキュメンタリー番組「追跡60分」で紹介された実話。凄惨な幼児虐待の実情を描き、韓国のみならず全世界を震撼させた『トガニ 幼き瞳の告発』に続く、衝撃の真実の映画化としても物議を醸した。共演は『高地戦』のコ・ス、そして『容疑者X 天才数学者のアリバイ』のパン・ウンジンが監督を務めている。
このほど解禁となった予告編でも、突然引き裂かれた家族の姿と苦悩と悲しみの日々が鮮明に映し出されていく。ジョンヨンの突如置かれた過酷な状況、遠く12,400キロも離れた地でなす術もなく苦しむ夫、さらに、まだ幼い娘の言葉も胸に迫る。また家族がひとつになること、それだけを願い生き続けたひとりの女性の765日間を演じ切る、チョン・ドヨンの凄みに満ちた演技は圧倒的だ。
少しだけ世間知らずで、少しだけ家族を愛する気持ちが強すぎただけの、一介の主婦の衝撃の実話。チョン・ドヨンが再び熱演する、壮絶な母の姿をこちらから確認してみて。
『マルティニークからの祈り』は8月下旬よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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