橋本愛「自分の弱さを思い知った」 映画『リトル・フォレスト』
橋本愛を主演に迎え、四季折々の自然と共に生きる姿を描いた五十嵐大介の人気コミックを映画化した『リトル・フォレスト』。千葉県の「オークビレッジ柏の葉」にて映画公開記念として「リトル・フォレスト・ファーム」を開園するにあたり…
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一度は都会に出たものの自分の居場所を見つけられず、東北の小さな山村集落“小森”に戻ってきた、いち子(橋本愛)。本作はそんな彼女が、恵みを与えながらも、時に厳しさを見せる大自然の中、自給自足の生活を通し、自分と向き合いながら一歩踏み出す勇気と力を充電していく物語。岩手県奥州市でおよそ1年に渡る撮影を行い、春・夏・秋・冬の4つの季節ごとに描き出す。
開園式では三浦さんが鍬入れをした畑に、橋本さん、松岡さんが芽キャベツ・ローズマリー・イタリアンパセリを植え、さらに有機栽培で育てられたトマトを収穫。途中、トマトに止まった虫に、「うわ~虫!」と橋本さんがびっくりしている様子を松岡さんと三浦さんが微笑ましく見つめる一幕もあり、映画の雰囲気そのままにのどかで和気あいあいとしたイベントとなった。
その後のミニ会見では、「17歳から18歳という激変の一年を跨いだので、特別な作品になりました」(橋本さん)、「一年をかけての撮影は貴重な経験でした」(三浦さん)、「いつもの撮影だと、雨待ちというのがあるのですが、今回は雪待ち、嵐待ち、作物の育ち待ちなど、一年、自然と向き合った撮影で、オールロケならではでした」(松岡さん)と、それぞれに“一年”という重みを語る。
橋本さんは田植えから収穫まで一連の農作業を体験したそうだが、自分で収穫した野菜を実際に食べた感想を聞かれると、「作物を作る大変さを感じました。今日サボれば、一年後に収穫できなくなるかもという危機感というのが、自分の生活からは考えられなくて…尊敬の念をいだきました。育ててやっと収穫できたものを食べる幸せを感じながら、満足感いっぱいでした」と笑顔を浮かべた。
最後に、今回の撮影を通して何か感じたことは? と聞かれたメンバー。橋本さんは「自分の弱さを思い知らされた気がします。老後は自給自足の生活をしたい! それがきっと幸せなんだと思っていたこともあったのですが、撮影後はもう私には出来ないと感じました。また、17・18歳で成人した大人の女性を演じるのは大変でしたが、大きく成長できたと思いました」と自然を前に大きな心境の変化を語っていた。
『リトル・フォレスト 夏編・秋編』は8月30日(土)、『冬編・春編』は2015年2月14日(土)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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