川口春奈、初舞台で主演! 複雑怪奇な群像不条理劇に「言葉じゃ言い表せない」
川口春奈が、10月に公演される青山演劇フェスティバルSPECIAL参加作品「生きてるものはいないのか」で初舞台にして主演を務めることが明らかとなった。
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2012年に染谷将太、高梨臨らを迎え石井岳龍監督が映画化された、「生きてるものはいないのか」。いま最も注目される劇作家・演出家のひとりである前田司郎の代表作として2007年に初演。日常の風景が徐々に鮮烈にもの恐ろしさを加速し連鎖していく、斬新な群像不条理劇として高く評価され、翌年の2008年に「第52回岸田國士戯曲賞」を受賞した怪作だ。
本作の舞台は、とある大学周辺。大学の休憩所や大学近くの喫茶店、研究室、大学病院の一室など、さまざまな場所で展開する、都市伝説を研究している学生たちや、友人の結婚披露宴の出し物の相談をしている学生たち、自分の婚約者と元恋人との修羅場に直面している男、アイドルグループに所属する現役学生といった人物たちの会話から物語は複雑に混在し、劇の進行につれてその境界が曖昧になっていくというもの。
はじめはどれも日常的なやりとりの範囲に収まっているのだが、やがて登場人物の一人が突然苦しみ始め、まもなく死を迎える…そこから次々と登場人物たちが、悲劇的というよりは間の悪い滑稽な死に際を見せながら倒れてゆく。劇中では都市伝説となっている殺人ウイルスの存在がほのめかされるものの、彼らの死の原因は最後まで分からないまま…という不条理極まりないものだ。
この複雑怪奇な物語が初の主演舞台となる川口さんは、「会話劇に近いような、それにほんとに日常の中にあるたわいもない話をしているなか異空間になるような、非現実のようなとても言葉じゃ言い表せないような内容です。本を読んでるだけじゃなにも理解できないというか、とにかく稽古をしてみなきゃ分からないという感じです! 捉え方や解釈の仕方はお客様それぞれ違うんじゃないかと思います。わたしは初舞台で不安だらけですがキャストの皆様、そして前田さんに助けてもらいながら最高の作品をつくって観ていただけたらと思います」とコメントを寄せている。
舞台「生きてるものはいないのか」はこどもの城 青山円形劇場にて、10月16日(木)~26日(日)の期間で上演。
《シネマカフェ編集部》
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