妻夫木聡、クランクアップ時の号泣を告白…「久しぶりに青春した」
映画『バンクーバーの朝日』の完成報告会見が10月15日(水)、都内で開催され、主演の妻夫木聡を始め、亀梨和也、勝地涼、上地雄輔、池松壮亮、高畑充希…
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『舟を編む』で昨年の日本アカデミー賞最優秀作品賞、監督賞を受賞した石井監督を迎え、戦前のカナダ・バンクーバーで貧困や差別に喘ぎながらもひたむきに戦い、日系移民の希望の星となった野球チーム「バンクーバー朝日」のドラマを描く。
先日、まさにバンクーバーで開催されたバンクーバー国際映画祭にて本作は観客の投票による「観客賞」に輝いた。石井監督は「海外を舞台にした日本映画を作るというのはチャレンジだった」とふり返りつつ、今回の受賞で「努力が報われたと思ったし、作品の“強度”を証明できたと思います」と言葉に力を込める。
妻夫木さんは映画祭での人々の反応について「僕がバントを決めて必死に走るカットで大笑いしてくれて、その瞬間、感動して涙が出てきました。受け入れてくれたんだという思いでした。どこかで不安があったと思うけど、それが払拭されて、この作品をやってよかったと心から思ったし、生きててよかったと思いました」と感激を口にした。
映画の撮影、野球を通じてキャスト陣はチームワークを深めたようで亀梨さんは、「いまでも会うと、あの時代からタイムスリップしたかのような感覚になります」と笑う。池松さんは「すごい映画が出来たと思っています。本当のプロが集まった現場ですごくいいチームでした」と頷く。スタンドからグラウンドで戦う面々を見守る立場だった高畑さんも「ひとりひとり、『絶対に良い映画にするぞ』という熱があふれていました」と現場の様子を明かした。
当然、野球のシーンも真剣そのもの。妻夫木さんはメンバーの中では一番野球経験が少なかったそうだが、夜中に自宅近くの公園で壁にボールを投げて練習したこともあったという。「気持ちは朝日軍なんですが体は33歳でした」と苦笑するが、宮崎さんは、そんな男たちの姿について「うらやましかったです」と本音をのぞかせた。
また、クランクアップの日は熱い涙に明け暮れたようで、妻夫木さんは「久しぶりに青春しました! 肩を組んで『キャプテン、ひと言』と言われたけど涙で何を言ってるか分からなくなりました…」と照れくさそうに熱い現場の様子を明かしてくれた。
『バンクーバーの朝日』は12月20日(土)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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