『最強のふたり』のオマール・シーが初来日! ダンスをリクエストされ日本語で「ダメよ~ダメダメ」
世界的ヒットを記録した『最強のふたり』の主演オマール・シーと監督のオリヴィエ・ナカシュが再びタッグを組んだ最新作『サンバ』を携え、第27回東京国際映画祭のために来日。10月26日(日)に舞台挨拶が行われ…
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本作は、うっかり滞在ビザが失効し国外退去となってしまった青年・サンバが、それでも明るさを失うことなく強く生きていくさまを描いたドラマ。『最強のふたり』は3年前の東京国際映画祭で「グランプリ」と「最優秀男優賞」に輝き、その後、日本を含め世界中で大ヒットとなった。
オマールは「こんにちは、オマール・シーです」と日本語で挨拶。今回が初来日だが、3年前の東京国際映画祭での「最優秀男優賞」は『最強のふたり』の数ある受賞歴の中でも一番最初の受賞だったそうで特別な思いがあるよう。「あの時は日本に来ることはできなかったけど、ここに来てみなさんに『ありがとう』と言いたかったんです」と笑顔で語る。
ナカシュ監督は、今回の企画について「前作の大成功の後、何をすべきか? と考え、また同じチームでやりたいと思いました。実はこの企画は『最強のふたり』よりも前からあったものなんです」と明かし、「この映画を通じてパリの違う側面が見られると思います。私は映画の中で常に“ユーモア”と“人間性”というものを大事に描くことを心がけています」と作品に込めた思いを語る。
苦境の中でも常に笑顔を失わない主人公について、オマールは「これまでに演じたことのないタイプの役であり難しかったですし、僕自身とはかけ離れたキャラクターでした。こういうつらい人生を送る人々はたくさんいると思いますが、それでも日々を生きていかなくてはいけないし、その上で希望を持っていなくてはいけない。その希望が笑顔に象徴されていると思います」と語った。
オマール自身は『最強のふたり』で成功をおさめた後、次々と話題作に出演。フランスに留まらず『X-MEN』などハリウッド大作にも呼ばれるようになったが、そうした変化について「正直、人生が一変した感じです。英語も勉強しなくてはいけなかったし、いまこうして日本にいるというのもそう。こうやって服も靴も新しくなったしね(笑)。いろんなことがいい方に変わっていまは幸せに思っています」と満面の笑みを浮かべて語った。
ちなみに本作のオマールが演じた主人公は、サンバという名前なのに踊れないという設定。司会者から「でも、オマールさんは踊れますよね?」と振られると、オマールは覚えたばかりの日本語で「ダメよ~、ダメダメ!」と「日本エレキテル連合」の流行ネタを披露し会場を沸かせる。さらに、音楽が流れ始めるとノリノリで華麗なステップを見せ、劇場は拍手喝采に包まれた。
第27回東京国際映画祭は10月31日(金)まで開催。
『サンバ』は12月26日(金)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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