【特別映像】頼れる“国民の夫”が悪徳刑事に!? ユ・ジュンサン『ポイントブランク』を語る
『王になった男』のリュ・スンリョンと『怪しい彼女』のイ・ジヌクが、ある日突然、正体不明の組織から追われることになるノンストップ・クライム・サスペンス『ポイントブランク~標的にされた男~』
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本作で、彼らを追い詰める警察のベテランエリート刑事を演じているのが、『リターン・トゥ・ベース』などで知られ、ミュージカル俳優としても活躍するユ・ジュンサン。このほど、8月に舞台の公演で来日した際に入手した、彼のスペシャルメッセージ動画とインタビューがいち早くシネマカフェに到着。ファンに向け日本語にも挑戦していることが分かった。
本作は、フランスの新鋭監督フレッド・カヴァイエがメガホンを取った『この愛のために撃て』(英題:POINT BLANK)を、独特の世界観を持つ韓国ノワールとしてリメイク。突然起きた殺人事件の容疑者に仕立てあげられ、“標的”となった元傭兵(リュ・スンリョン)と、彼を助けた医師(イ・ジヌク)、そして2人を追う刑事と謎の組織が入り乱れた、先の読めない逃亡劇を描き出す。
本作で、リュ・スンリョン演じる主人公、凄腕の元傭兵ヨフンを“警察”として追っていく優秀なベテラン刑事、ソン・ギチョルを演じたユ・ジュンサン。『リターン・トゥ・ベース』『フィスト・オブ・レジェンド』など頼れる男のイメージの彼が一転、実は裏の顔を持つ究極の悪徳刑事として、キャリア史上初の悪役に挑んでいる。
届いたメッセージ動画では、日本語での映画紹介にも挑戦し、「日本のみなさん、こんにちは!『ポイントブランク』ぜひみてください!」と本作をアピール。また、「予測できない見どころが満載!」と語り、劇中の雰囲気とは打って変わり、朗らかでナイスガイな彼の素顔を披露。
さらに、インタビューでは初めての悪役に挑戦した心境を告白するユ・ジュンサン。数々の映画・ドラマで温かく実直なイメージを持ち、韓国では“国民の夫”と呼ばれるほどの彼だが、「実は、この役のオファーが来た際、一度断ったんです」と激白。
「役の重要性に大きなプレッシャーを感じ、自分がこの役を完璧に演じて、観客を説得できる演技ができるかどうかという心配が大きくて、自信が持てなかったんです。ただ制作会社の代表が何度も僕を訪ねて、その熱意に負けて出演を決めました」と明かした。
また、いままでの役柄とは違うキャラクターを演じる苦労もあったという。「罪の意識のない悪役を演じるのは、精神的にも体力的にもつらいです。社会的に公憤を買うようなことをやらかしても、本人だけは平然としている。そんな人物は非現実的だと思うでしょうけど、必ず本当にそういう人間は存在するんです、きっと」。
だが、それほどまでの究極の悪役を「ユ・ジュンサンという俳優が演じることで、観客たちがより面白がるかもしれないというドキドキはありました」とも語り、自身のイメージを逆手に取った大きな挑戦に手応えを覗かせていた。
『ポイントブランク~標的にされた男~』は11月15日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》
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