【インタビュー】橋本環奈「ブレイクの実感ない」 さらなる“天使すぎる”快進撃に意欲
アイドルグループ「Rev. from DVL」のメンバーで“天使すぎるアイドル”の異名を持つ、橋本環奈。人気コミックを実写映画化した『暗殺教室』では、タコ型の超生物で3年E組の担任教師“殺せんせー”暗殺のために送り込まれた…
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コミックを全巻揃えるほどの原作ファンという橋本さんは「誰を演じる事が出来るのだろうか?」と生身の人間の生徒役を想像していたそうだが、オファーされたのは自己進化する人工知能を持った攻撃ロボット・自律思考固定砲台だった。通称・律と呼ばれる、まさかのロボット役に驚いたものの「原作の中で一番好きなのが実は“律”。最初は無表情で怖い設定だけれど、生徒たちと打ち解けてアイドル的存在になる可愛らしいところがいい」と結果的には願ったり叶ったりの抜擢となった。
楽しみにしていた、生徒役たちとの撮影。ところが律のパートはグリーンバック処理での合成で、教室内の収録映像に付け加える形のスタイルとなった。「皆さんと一緒に撮影できるかと思っていたら、一人だった」と笑う橋本さんだが、「映像を確認して想像しながらやっているうちに生徒さんたちが見えて来た。微調整を加えながら何回も撮り直していくうちに、想像する楽しさと新鮮さも生まれた」と“天使すぎる”努力とマインドを発揮。その甲斐あって、合成と言われなければ分からないほどの自然さが、スクリーン上で再現されている。
橋本さんは「何もかもがほぼ初めて。ついて行くのが大変だけれど、周りの方々に助けられて。羽住栄一郎監督のアドバイスのおかげ」と謙遜するが、特殊な状況下での撮影にも臨機応変にこなせてしまう力量は、本人が持つセンスと才能のたまもの。2013年末から“天使すぎるアイドル”としてブレイクした橋本さんは、それ以降、バラエティ、テレビドラマ、そして今回の映画出演と引っ張りだこで、その知名度は瞬く間に拡散されている。
ところが当の本人は「『Rev. from DVL』としてメジャーデビューしたのは昨年4月で、それから1年になろうとしているけれど、ブレイクしているという実感はまだない」と浮き足立つ気配は皆無。「街中で気づいてもらえるようになって、声をかけてもらえると『私の事を知っていただけているんだ…』と嬉しくなる。常に自分は精一杯の“Do My Best”で頑張って、皆さんの期待に応えられるようにと思っている」と無邪気な笑顔の奥にストイックさをチラつかせる。
「Rev. from DVL」としてメジャーデビュー後は、あっという間に月日が過ぎたというが「沢山の経験をさせてもらって、なかなか味わえないものにも挑戦させてもらっている。疲れるという感覚もないし、ストレスもたまりません。逆に撮影やライヴで私が周りの方々にストレスを与えていないかが心配」とそのパワフルさは“律”以上。現在16歳、吸収の時期。「欲張りかもしれないけれど、映画にも雑誌の表紙にもテレビにも出たい。1日は24時間しかありませんが、時間が許す限り様々なものに挑戦していきたい」と、“天使すぎる”快進撃は止みそうにない。
《photo / text : Hayato Ishii》
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