デンマークの至宝マッツ・ミケルセン初来日! 劇場前にファン300人!
「ハンニバル」のハンニバル・レクター役で人気のデンマーク人俳優マッツ・ミケルセンがデビュー18年目にして主演最新映画『悪党に粛清を』を携え初来日。5月12日(火)に舞台挨拶が行われたが「新宿武蔵野館」前には約300名のファンが詰めかけた。
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デンマークのコペンハーゲン出身のマッツだが母国での活躍に加え、2004年の『キング・アーサー』でハリウッド進出を果たし、『007 カジノ・ロワイヤル』で悪役ル・シッフルに抜擢。2012年より放送の「ハンニバル」では“ファンニバル”とも呼称される熱烈なファンを獲得しており、今回の初来日がアナウンスされるや「マッツ」という言葉がTwitterのトレンド入りをするなど、話題を呼んでいた。
本作のメイン館である「新宿武蔵野館」で行われた最速上映会にはチケットを手にすることができた幸運な約120名の観客が足を運び、舞台挨拶と映画を楽しんだが、開場前には劇場の前で、約300人の“ファンニバル”が劇場入りするマッツをひと目見ようと列をなした。
舞台挨拶に登壇したマッツは「ハロー!」とファンに挨拶。この日のイベントは報道陣に加え、観客による写真撮影も許可されており、凄まじい数のフラッシュが焚かれた。マッツは「まだ日本に来てからほとんどホテルに缶詰め状態で、窓からしか景色を楽しめてないんだけど、日本の方はみなさん、カメラを持ってるんですね」とニッコリ。「これから2日間、オフがあるから街に繰り出して楽しみたいです」と語った。
本作は西部劇で、マッツは妻子を殺されたことで、復讐のために武器を手にするガンマンを演じている。「復讐劇ですが、人はどこまで人間性を保てるのかを描いた映画です」とアピール。撮影は南アフリカで行われており「デンマークの映画でアメリカを舞台にした西部劇で、南アフリカで撮影という何ともおもしろい形式で製作されています。カメラの先には西部劇の光景が広がってるけど、アングルを変えるとシマウマが映っていたり(笑) キャストは西部劇の衣裳なのに、スタッフは現地の南アフリカの言語で会話していたり、シュールな体験でした」と笑顔でふり返った。
本作での演技を“抑制された芝居”と指摘されることに関し「取材でもたびたび言われますが、文化の違いかな? デンマーク人にとっては普通のリアリズムと言えると思うけど…」と語る一方で、「ハンニバル」のキャラクターとの違いについて指摘されると「ハンニバルも確かに、抑制した芝居ではあるけど、あの人は実に実に人生を楽しんでいるからね(笑)。今回の映画のキャラクターよりは楽しい人生を送ってると思う」と茶目っ気たっぷりに語り、ファンを沸かせていた。
『悪党に粛清を』は6月27日(土)より公開。
《シネマカフェ編集部》
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