クリス・ヘムズワース、「神であることはソーの強味」ビジュアル&コメント到着
7月4日(土)の日本公開を前に、すでに91の国と地域で大ヒットしている『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』。特に今回、世界のファンから注目を集めているのが、本作がアクション娯楽大作にとどまらない
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クリスが演じるソーは、地球から遠く離れた神の世界“アスガルド”からやってきた戦士。個性豊かなアベンジャーズにおいて、人間ではなく“神”という、いわば異色の存在だ。『マイティ・ソー』シリーズでも描かれてきたように、生まれは王の息子ながら、性格は豪快で大胆。かつては戦いと冒険に明け暮れていたことから、王に力を奪われ地球へと追放されてしまう。だが、地球で恋人となるジェーン(ナタリー・ポートマン)など、人間たちとの出会いを通して改心することで、英雄となって復活し、やがてアベンジャーズの一員になった、という経緯がある。
「ソーには、もちろん、偉大な力や知識や能力があるけれど、それと同時に、彼の核には純真な子ども心がある。自分の故郷では適応できるけれど、地球では陸に上がった魚のようになってしまう。そういうコントラストが混在しているところが良いね」と、クリスは語る。
“雷神”として絶大なパワーを持ちながら、神の国と地球で発生する彼のギャップを、クリス自身も楽しんでいるらしい。今回、最強軍団アベンジャーズが再集結する本作では、そんなソーというキャラクターを時にシリアスに掘り下げ、内面の描写も丁寧に描かれている。
本作で、彼らは、アイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)が大切な仲間たちを思うがゆえに生み出してしまった、最強の敵と対峙することになる。アベンジャーズの限界を誰よりも知るスタークは、新たな脅威から世界を守るべく、禁断の平和維持システムである人工知能<ウルトロン>を起動させるが、それは予期せぬ形で人類を脅かす存在になってしまうのだ。
「最初にウルトロンを見たときは、一体何が起こっているのかまるで分からず、この映画の進行と共に、誰のせいでこうなったのか徐々に理解していくんだ。ソーは、ウルトロン出現の最大の理由は、間違いなくトニー・スタークのせいだと考えるけれど、それと同時に、スタークは善良な意図を完遂するためにウルトロンを発明したことにも気がつく」と、クリスは言う。
ソーは初めこそ、元凶はスタークだと彼に突っかかり、自力でピンチを打破しようと試みる。だが、ソーもまた、恋人や仲間など大切な人たちを守りたいという心から、トニーの真意を読み取り、共に戦おうと立ち上がるのだ。ここで見せるソーの心の動きは、彼のキャラクターとしての成長を感じさせずにはいられない。
「この映画では、ソーは地球や人間に前よりずっと深い愛情を持っているね。今回、彼が何よりも気にかけているのは、この世界の幸福であり、彼は遠く宇宙に目を向けて、その脅威がこの世界にまで及ばないようにしようとしているんだ」。
また、そこには、ソーの“神”というバックボーンが作用していることにも注目。「僕が思うに、彼が神であるという事実、そして、神の世界から地球にやってきたという事実は彼の強味なんだ。彼には、ほかの人々よりも遠くを見ることができるし、この世界の外にある知識を持っているから、それを提供するのが彼の立場であり、それが彼の背負う責任でもあるね」は、本作でのソーの“立ち位置”についても言及する。
さらに本作では、「より地に足のついた、地球バージョンのソーを見ることができるよ。それが嬉しいのは、ユーモアを出せる機会が少し増えること、そして、いつものマントとアーマーではなく、カジュアルな服を着ている彼も見られることだね」とも語ったクリス。
内面の成長も含め、“進化した”ソーのキャラクターからも伺える、よりドラマチックに描かれるアベンジャーズの関係性にも注目してみて。
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』は7月4日(土)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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