ディズニー/ピクサーの社長も感嘆!名作短編の画期的なアイデアとは?
『アナと雪の女王』や『塔の上のラプンツェル』の“その後”を描いた物語や、『シュガー・ラッシュ』『ベイマックス』などの大ヒット作と同時上映された作品など、ディズニーの名作短編アニメを12作も一挙に収録した『ディズニー・ショートフィルム・コレクション』
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このほど、本作のブルーレイのボーナス・コンテンツとして収録されている映像「製作をふり返って」から、その一部が解禁。第85回アカデミー賞を受賞した『紙ひこうき』を手掛けたプロデューサーのクリスティーナ・リードが、短編だからこそ、新しい技術にトライできたという興味深い製作秘話と、ディズニー/ピクサーの社長をも魅了したという作品の世界観を語っていることが分かった。
本作は、バラエティ豊かなラインナップのディズニー・アニメーション・スタジオ初の短編映画傑作集。大ヒット作が続く現在のディズニー・アニメには、ミッキーマウスのスクリーンデビュー作『蒸気船ウィリー』(’28)や、世界初のフルカラー短編アニメーションで第5回アカデミー賞にてディズニー初の賞を受賞した『花と木』(’32)といった短編作品から、ウォルト・ディズニーの精神と情熱が受け継がれている。
日本では2013年、『シュガー・ラッシュ』と同時上映された『紙ひこうき』は、胸が高鳴るストーリーとともに、その映像美が大きな話題を呼んだが、その秘密は、照明を巧みに使い、コンピュータグラフィックスに線画を取り入れるという新旧のテクノロジーをミックスした、3Dで描く2D的な表現にあった。なんと、最初のシーンだけで、費やした製作日数は数か月。だが、そのわずかな映像は、かつてルーカスフィルムで活躍し、現在のウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオとピクサー・アニメーション・スタジオの社長を務めるエド・キャットマルに、「こんな作品が観たい!!」と言わしめるほど、とても画期的なアイデアだった。
さらに、現在発売中のブルーレイのボーナス映像では、他の短編を手掛けたスタッフ陣も、数々のマル秘製作エピソードを明かしている。例えば、『アナと雪の女王』と同時上映された『ミッキーのミニー救出大作戦』のローレン・マクミュラン監督は、自分が描いたミッキーのモノクロの原画を見せ、1928年の『蒸気船ウィリー』よりも古い「最古の原画を発見しました」と冗談を言って、スタッフ陣を驚かせたことなど、ユーモアいっぱいの裏話も登場する。
ほかにも貴重な製作の舞台裏が満載のボーナス映像。こちらを見て改めて短編集を観ると、より一層、ギュッと濃縮された作品の魅力が楽しめるはずだ。
『ディズニー・ショートフィルム・コレクション』ブルーレイ+DVDは発売中(※デジタル配信中)。
<『ディズニー・ショートフィルム・コレクション』リリース情報>
価格:ブルーレイ+DVDセット 3,800円+税/DVD 2,800円+税
発売中 ※ブルーレイ/DVDレンタル中
発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
(C)2015 Disney
《シネマカフェ編集部》
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