ジョニデ、主演作引っさげヴェネチア国際映画祭に参加!
カメレオン俳優、ジョニー・デップが実在した冷酷な“凶悪犯”を演じる『ブラック・スキャンダル』。ジェイムズ・“ホワイティ”・バルジャーが起こした…
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1970年代のサウス・ボストン。FBI捜査官ジョン・コナリー(ジョエル・エドガートン)は、アイルランド系マフィアのボス、ジェイムズ・“ホワイティ”・バルジャー(ジョニー・デップ)に、FBIと協力して共通の敵であるイタリア系マフィアを排除しようと説得する。その密約がやがて制御がきかなくなり、ホワイティが法の目をかいくぐって権力を揺るぎないものにし、ボストン史上もっとも冷酷で危険なギャングのひとりになっていく姿を追う――。
人気・実力共に名高い、ジョニーが主演を務め、ジョエル・エドガートン、ベネディクト・カンバーバッチやケビン・ベーコンが出演する本作。今回、レッドカーペットに登場したのは、ジェイムズ・“ホワイティ”・バルジャーを演じたジョニーを始め、“ホワイティ”に翻弄されるFBI捜査官ジョン・コナリー役のジョエル、ギャングの愛人リンジー役のダコタ・ジョンソン、そして本作を手掛けたスコット・クーパー監督。
黒のスーツを身にまといフォーマルな装いで姿を現したジョニーは、割れんばかりの歓声の中、ファンとの交流を楽しみつつ、報道陣の前では「バルジャーについては映像資料がたくさんあったから参考にした。彼は一方で母や弟をとても大切にし、家族愛のある複雑な人間だった。そんな彼を的確に、ある意味正当性をもって演じるようにした」と実在する人物を演じることについて真摯にコメントした。
バルジャーの外見、また外見的な変貌についてジョエルは、「4、5回ぐらいメークアップ・アーチストとテストしてから監督に見せた。バルジャーの特徴を掴みながらヒューマンに見えることにこだわった。僕の目はスペードのエースのように黒いから、ブルーのコンタクトは特注で作ってもらった。俳優は、リスキーな肉体的変身をして、毎回フレッシュな異なる外見で観客にサプライズを与える責任があると思う」と明かした。
一際目を惹いたのは、華やかなピンクのドレスで登場したダコタ。彼女が演じるリンジーについて「情報はとても役に立つし、クリエーションの手助けになるわ。でもそれ以外のベーシックな点で(フィクションの人物の役作りと)違いはないと思う」と語った。
本作においてのジョニー迫真の演技は彼の作品史上最高傑作とされ、早くもオスカー候補として名乗りをあげ、注目を集めている。今後は9月10日に開幕するトロント国際映画祭での特別上映が決定している。
『ブラック・スキャンダル』は2016年1月30日(土)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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