“世界NO.1”オランダ王立オーケストラのドキュメンタリー公開へ
パリの地下鉄構内や街角で演奏する、祖国を捨てたさまざまな国籍の音楽家たちの姿を浮き彫りにした『アンダーグラウンド・オーケストラ』の巨匠エディ・ホニグマン監督が、オランダの“世界NO.1”オーケストラを追ったドキュメンタリー映画
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本作は、ベルリン・フィル、ウィーン・フィルと並ぶ世界三大オーケストラの1つで、英「グラモフォン誌」が2014年“世界のオーケストラ第1位”に選出したオランダの王立オーケストラ、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団に初めて迫ったドキュメンタリー。
本楽団は、オランダ国王からロイヤルの称号を与えられた王室御用達。2013年、創立125周年を記念して行われたワールドツアーは、オーケストラの楽団員たちにとって、世界中の人々とふれあい、限りない音楽の力を再発見する旅だった。旅の途中で出会った、アルゼンチンのタクシー運転手の孤独、南アフリカの貧困地域に暮らす黒人の少女の不安…。コンサートに集う彼らの人生にロイヤル・コンセルトヘボウの演奏が重なるとき、音楽は人々に歓びを与え、励まし、郷愁をさそい、記憶をいやす。やがては、ひとりひとりの心の奥深くで、生きる糧となっていく――。
今回解禁されたポスタービジュアルでは、団員たちの素顔や聴衆とのふれあう様子なども映し出され、キャッチコピーの「聴くものが、人生を重ねる時、音は初めて音楽になる。」という言葉からも、本作が楽団員のインタビューやオーケストラのリハーサル風景を集めた、単なる音楽ドキュメンタリーではないことが伝わってくる。
世界ナンバーワンのオーケストラでありながら、飾らず、ひたむきな楽団員たちが奏でる魂の音色が、貧困や紛争など、困難にあえぐ世界をつなぎ、マイクを通さない人の温もりのある演奏が心に響く。そんなかけがえのない珠玉の瞬間を、スクリーンで目撃してみて。
『ロイヤル・コンセルトヘボウ オーケストラがやって来る』は2016年1月、渋谷ユーロスペースほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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