【インタビュー】チャニング・テイタム、『マジック・マイクXXL』の本質を語る「女性が本当に望むものは?」
女性同士で盛り上がりたい! という時に欠かせないのは『セックス・アンド・ザ・シティ』。ヒロインたちと自分自身を重ね合わせながら仕事や恋愛、ファッションについて語り尽くすことが楽しい! という人はいまも多いはず。…
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「1作目が『サタデー・ナイト・フィーバー』のような映画ならば、2作目は『さらば冬のかもめ』のような映画。仲間たちとのストーリーにしたいと思ったんだ」。主人公マイク・レーンを演じるチャニングがそう語るように、2作目では、マイク以外のキャラクターの個性や才能が物語のなかにしっかりと組み込まれ、それも見どころになっている。
「実は、1作目で描き切れなかった部分がけっこうあったんだ。たとえば、コンベンションに出演するくだりは、あまりにも大掛かりな撮影で1作目に入れるのは難しかった。そもそも続編を作るなんて夢にも思っていなかったけれど、1作目が奇跡的にヒットしたおかげで2作目の企画が持ち上がった。だから1作目で描けなかったコンベンションの話を入れ、男たちの人生における身の振り方の物語にしたいと思った。マイクたちはそれぞれの転換点に立っていて、人生を考えている。いつまでもストリップを続けるわけにはいかないし、夢のような生活にどこかで終止符を打たなければならない。ある意味、途方に暮れている。彼らは、高校の卒業パーティーが10~15年ぐらい続いてしまったような状態だからね(苦笑)。そろそろ足を洗って、立派な大人にならないといけないところへ来ているんだ」。
3年の月日を経て、マイクはかつての仲間たちと再会。サウスカロライナ州マートル・ビーチで開催されるストリッパー大会“ザ・キングズ・オブ・タンパ”に参加するべく、大会にたどり着くまでの旅路を描いていく。チャニングが改めて大切にしたのは「女性に喜んでもらうためにはどうすればいいのか?」ということだった。
「そもそも男性ストリッパーを題材にした映画をやろうと思った発端は、ある気づきだった。それは、“女性が男性を楽しませる”という図式が昔も今も変わっていないことだ。女性は、肉体的にも精神的にもとても美しいものだから、そういう図式が成立してしまうのは当然の流れではあるけれど、男女の立場が逆転したっていいんじゃないかって。この映画が、今まで当たり前だと思ってきたことを考え直すきっかけになればいいってね。つまり、女性が本当に望むものは? それがテーマだ。女性が男性ストリップを見に行くのは、男性が女性ストリップを見に行くのとは目的が違うわけで、その違いについて考えるのも面白い。女性たちは何を求めているのか? どうしたら満足してくれるのか? そういうことを考え、話し合ってもいい時代なんじゃないかなって思うんだ」。
何という素敵な意見! たしかに、映画のなかで女性たちはマイクたちの肉体美にうっとりするけれど、単にエロティックさを求めているのではなく、ドキドキの高揚感を得ることが明日の活力になる──心を満たしてくれる“セクシー”な存在として描かれている。そして「セクシーな男であり続ける秘訣は?」という質問に「答えに困るなぁ…」と照れながらも、惚れ直す言葉で返してくれるのがチャニングのいいところ。
「男でも女でも言えることだけれど、セクシーな人は、目の前の相手の話に聞く耳を持つことなんじゃないかと思うんだ。というのは、僕の奥さん(女優のジェナ・ディーワン)がそうなんだ。本当に僕の話をよく聞いてくれる。“よく聞く”というのは、単に言葉を追うのではなく、相手が何を求めているのかを察しながら聞くこと。それってすごくセクシーだと思う。マイクの役作りに関しても、正直な意見を聞きたい時は彼女に聞いたし、女性として、人として、あるいは女優や母としての率直な視点で、マイクをどういう男性像にするべきか一緒に考えてくれた。ただ、この映画の中には、女性との際どいシーンもある。男性としては妻のセックスシーンは見たくない! って思うから心配していたんだけれど…相談しながら面白いと思ったのは、女性はそういう行為のシーンよりも、相手役との精神的な相性の方が気になるものらしいね。呼吸が合っているシーンを観て「ちょっとちょっと、今のはなぁに?」って言われたよ(笑)。男と女は心配の引き金が違う、まったく違うから面白い。完成した『マジック・マイクXXL』を観た彼女の感想は、『まあ、いいんじゃない』って、あっさりしたものだったけど(笑)、すごく気に入ってくれているし、僕のことも作品のことも誇りに思ってくれているよ」。
この『マジック・マイク』シリーズは、チャニング自身が俳優の仕事に就く前のストリッパーとしての経験をヒントに作られているが、経験だけではない、彼の女性に対する優しさ、時代にとらわれない柔軟な考え方があるからこそ、“マジック・マイク”は成立している。最後にチャニングは、すべては「心遣い」にあると締めくくった。
「いい関係を築くには、相手を楽しませることが必要不可欠だと思う。マイクの言動でたとえるなら──踊っている時にしても、ふざけあったりしている時にしても、相手の話を聞いていたりする時にしても、彼はつねに楽しませることを考えている。だって、この人といて楽しい! と思ってもらえなくちゃ何も始まらないからね。でも、楽しませるといってもストリップしてあげることを言っているわけじゃないからね(笑)。相手を楽しませたい、という心遣いがいちばん大事なんだ」。(text:Rie Shintani)
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