【シネマ羅針盤】『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』ルークは悪役? “不在”が憶測呼ぶ
今年最大の話題作にして、いまだナゾだらけの『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。先日、公式ポスターが解禁され、重要人物であるはずのルーク・スカイウォーカー「不在」がさまざまな憶測を呼んでいる。30数年の空白を経て、ルークは暗黒面に落ちたのか?
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現時点で公式ポスターに描かれているのは新キャラクターとなるレイ、カイロ・レン、フィン、鈍く光り輝くキャプテン・ファズマ、X-ウイングの名パイロットであるポー・ダメロン、キュートな外見が早くも人気を集めるドロイド BB-8。詳細は不明だが、レイとBB-8の出会いに深く関係しそうな人物(?)の姿も。さらにハン・ソロとレイア、チューバッカ、C-3POとR2-D2という往年のファンにはおなじみの面々だ。
公式ポスターに加えて、本国では「キャラクター・ポスター」と呼ばれる宣材も公開されており、こちらはレイ、カイロ・レン、フィン、そしてハン・ソロとレイアの5種類が製作されている。つまり、こちらもルークは不在。レイアを演じるキャリー・フィッシャーは自身のツイッターに、ポスター画像とともに“Oh Luke, don’t ask for the moon, we have the force. ”とつぶやき。“don’t ask for the moon”には「無い物ねだりしないで」「無理言わないで」といった意味があり、まるで兄のルークを諭すようである。どちらにしても“we have the force. ”=「フォースはある」らしいが…。
ご存知の通り、マーク・ハミル演じるルークは本作に登場することが発表されており、4月に公開された予告編では、右手が機械化されたルークらしき人物の姿も確認されている。
メガホンをとるのは、J.J.エイブラムス監督。ナゾがナゾを呼ぶ展開で世界中の視聴者を翻弄した「LOST」シリーズ生みの親だけに、プロモーションの段階で、誰もが中身を知りたい“ミステリーボックス”を仕掛けるのはお手の物。今回はルークの立ち位置を最大のナゾに位置付けたようで、いまごろファンが「ひょっとしてルークは悪役?」と思いをめぐらす様子に、「してやったり」とニンマリしているかもしれない。
公開を前にあれやこれやと情報を集めて、どんな作品になるのか想像を膨らませるもよし。だが、情報過多の時代だからこそ、あえて頭も心もまっさらな状態で新たな神話と向き合うのも、楽しいかもしれない。きっとJ.J.もそれを望んでいるはずだ。
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は12月18日(金)18時30分より全国一斉上映。
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